台風とは無縁の９月
台風襲来、荒れ狂う天気の多い日本列島。でも、そんな大変な目に遭っている極東の島国を尻目に、中央ヨーロッパのこの国は、アルコールの雨が降り乱れる季節！
お天道様は比較的ニコニコと、酔いしれる人々を見下ろしてくれている。たまには羽目を外して飲みまくれ・・・なんておおらかな天気が多い。というか、たまには・・・ではないけど・・・
気温だって、夏を過ぎて相当涼しくなってくる時期なのに、祭りの興奮と熱気で丁度バランスがとれてる感じで本当に心地いい！ミュンヘンだけでみれば、やはり１年で最も素晴らしい観光シーズン！それだけに旅行代は高いですけどね・・・。
ということで、ミュンヘンの９月は観光に最適！でも朝晩はもう肌寒い日もでてくるので、しっかり長袖は用意してください！
| 平均気温 | 平均降水量 |
| １３．３℃ | ８７ｍｍ |
オクトーバーフェストのパレード
【左】
巨大樽の馬車
【右】
パウラナーの馬車
世界最大のビール祭りの幕開けは９月半ばの土曜日。そして、その翌日の日曜日の朝１０時、華やか過ぎる大掛かりなパレードが、ビールの町ミュンヘンの旧市街を練り歩く。それではお馴染みのミュンヘン観光プレミア地図を参考にしていただいて、その全行程をご紹介しよう。
まず、マクシミリアノイム（黄のＱ）からマクシミリアンシュトラーセを西に直進して、その途中で左の写真のようなマックス・モニュメントを通り、突き当たりのバイエルン州立歌劇場（赤のＪ）まで行く。その後北のテアティナー教会（赤のＫ）まで進むと、今度は旧市街の西門であるカールス門（赤のＱ）辺りまで行く。すると今度は環状大通りのSonnenstrasseをちょっと南下して左折。Schwanthalerstrasseを直進して、オクトーバーフェスト会場のテレジエンヴィーゼ（赤のＮ）まで進むのだ。
周りでご紹介中の４枚の写真は、全て起点近くのマックス・モニュメントで撮った写真。こんな写真でよろしければ、オクトーバーフェストのフリー写真で壁紙がたくさんダウンロードできます。２時間程度のパレードで撮ったたくさんの芸や馬車、民族衣装など、静止画ではありますが、パレードの雰囲気を少しでも味わっていただけると思います。
オクトーバーフェスト（ヴィーズン）
| 公式サイト | http://www.oktoberfest.de/ |
| 開催日 | 毎年９月半ばの土曜～１０月最初の日曜 |
| 来場者数 | 約６５０万人（約２週間） |
| アクセス | U4/U5(Theresienwiese) S(Hackerbruecke) U3/U6(Goetheplatz) |
世界中から集まったビール好きの陽気な人たち。もう興奮のるつぼ。日本ではこんな熱気味わえない。なんたってリオのカーニバルなどと並んで、世界最大の祭りの１つとして数えられているのだから！
ミュンヘン人は、オクトーバーフェストのことをヴィーズン（Wiesn）と呼ぶ。会場のTheresienwieseから来ているのだろう。その会場ときたら、もう人が濁流のようになって凄まじい。広大な敷地は、周りでご紹介しているようなテーマパークとなっており、様々な乗り物から何百と言う出店、そしてミュンヘンの有名なビール醸造所が開く巨大テントが建ち並ぶ！
そのテントの中ときたら、そこはもうビールの国。ここでしか味わえないような雰囲気で満ちている。２つ隣の人の声が聞こえないような騒々しさ、１万人が押し込められたむさ苦しさ、郷土料理やビールの嵐、あの『乾杯の歌』などを演奏するブラスバンド、ディンドルという民族衣装をまとったセクシーなドイツ人女性、などなど・・・もうそこは日常から逸脱した凄まじい世界！！
９月のミュンヘンはこんな世界が味わえるのだから、ビール好きや盛り上がるのが好きな人にとっては、そりゃもう夢のような旅行になるはず！でも・・・くれぐれも・・・下のような人たちにはならないようにご注意を・・・
【左】
凱旋門ズームアップ
【右】