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bruxelles

Bruxelles-ブリュッセル-

 ヨーロッパでも最も人気のある観光国のひとつであるベルギーの首都。世界遺産にも登録されている旧市街の中心は、世界で最も美しい広場とも評される。

 一方で、そんな華麗で美しい町並みとは対照的に、EU本部も置かれていることから、欧州有数の世界都市ともされ、常に注目される大都市でもある。

 また、チョコレートやワッフルなどのベルギー・スイーツも楽しめることから、女性の間では特に人気の町となっている。

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Bruxellesの簡単な歴史の紹介-History-

ブリュッセル市庁舎

 古くはローマ時代より都市としての機能を発揮していたが、ブリュッセルが本格的に発展期を迎えたのは、12世紀に入ってからである。交通の要衝であったために、商業や手工業が栄えることとなり、14世紀にはブラバント公の特許状を得ることで、さらに発展した。そして、1383年にはブラバント公国の宮廷都市となった。以降はブルゴーニュ公国、スペイン・ハプスブルク王家等の下に入ったが、宗教改革などを経て1576年にスペインからの支配を脱却。その後はオランダ、スペイン、フランス等の列強に続けて支配されるが1831年にはようやくベルギー王国の首都となり、現在では北大西洋条約機構とEU本部が置かれ、代表的な国際都市の仲間入りを果たしている。

  •  Data

    Bruxellesのデータ


    ベルギー
    人口1,067,557人(2009年2月)
    お土産小便小僧グッズ/ワッフル
    ゴディバ等のチョコレート
    ベルギービール
    名物グラン・プラスのフラワーカーペット
    おすすめ度☆☆☆☆☆
    キャッチフレーズ欧州の政治拠点
    公式サイトhttp://www.bruxelles.be/
  •   Map

    Bruxellesの地理

    ブリュッセルの位置

     ドイツのライン地方の西隣にあるベルギーの、おおよそ中央部に位置している。欧州の大都市としては珍しく、市内に大きな河川はないが、旧市街の北西部にはウィルブルーク運河が流れている。

    GoogleMapを見る

  • Access

    Bruxellesへのアクセス


    ケルンからTHAで約2時間20分 (乗換なし)

    アーヘンからTHAで約1時間40分 (乗換なし)

    アーヘンからICEで約1時間15分 (乗換なし)

    ドイツの各空港から1時間半以内



    THAとはタリスというワインレッドの列車で、フランス・ベルギー・オランダ・ドイツの4ヶ国を結ぶ超特急列車です。ドイツにはケルンとアーヘンに乗り入れます。ドイツ鉄道では特割などもありますので、片道30ユーロ程度で行くことも可能です。

ここからはBruxelles-ブリュッセル- 旅行記-Reisebeschreibung-
夜町ロワイヤル広場から見下ろして

徒然旅行記のコーナー -異界への入口グラン・プラス-

 時間に追われた貧乏旅行ってしんどい。そもそもこのブリュッセル、ドイツ留学期間中に、ベネルクス3国(ベルギー・オランダ・ルクセンブルク)3日間の旅と題して企画したオリジナル旅行。いったいどこのプランにベネルクス3日間の旅なんてある?・・・今考えたら無謀な挑戦だった気がする。でも、留学中に学校を休んで行った旅行なんだからしかたない!!と自分に言い聞かせた旅行だった。


 僕のこの旅行の目的は、とにかく3国の色々な町に行って、自分の足跡を残すこと。友達と行ってもいいんだけど、マイペースにあちこちを見て回りたかったので、1人旅行っていう選択をしたのだった。でも、この強行プランが、後々の自分に災難をもたらすことになるのです・・・。

(※ここでひとつお断りです。このベネルクス3国+の紹介記(ケルン、ルクセンブルク、ブリュッセル、ゲント、ブルージュ、キンデルダイク、アムステルダム)は、一連の旅行記として綴っていきます。通しで読んで頂けたら幸いです。)

王宮

雨の降り降りる丘

 ここブリュッセルに到着したのは、旅行初日の夜8時ごろ。この日は早朝に鉄道にてミュンヘンを出発。昼にはケルン、その後ルクセンブルクとさっさかと回ってきた。でも、さっきまで居たルクセンブルクが予想以上によかったので、ここベルギーに対する期待はもはや最高潮に。初日から「ベネルクス」の魅力を存分に味わって、これから最も楽しみにしていたベルギー旅行ということで、とにかく気持ちが高揚していたもんだ。

 でも、ふと我に返ると・・・明日の午前中にはもうブリュッセルを出発し、次の町ゲントへ向かうことになってる・・・ということは、ブリュッセルを観光できるのは、この夜を含めて実質5時間程度しかないのだ!ということで、あわてて街へと繰り出していった。


 ブリュッセル王宮のある丘。

 やさしく町に振り降りる雨が、路面を濡らす。そうすると、普段何の変哲もないただのコンクリートが、唯一無二の美しい鏡へと変化するのだ。路面に映る王宮・・・どこを見ても金色の輝きが目に入ってくる。こんな自然と町が作り出すワンシーンが、僕にはいつも心に残る。建物内部の装飾も美しいけど、やっぱり時間にしか作り出せない貴重な瞬間を捉えるのが、なによりもまして楽しい。


 シトシトと振り降りる雨が体を濡らす。でも何故か心地いい。旧市街南東にあるロワイヤル広場からは、旧市街中心から天に向かって伸びる光の柱が見える。あれが世界一美しい広場グラン・プラスで輝くブリュッセル市庁舎。まるでこの町を代表して、夜空に何かを語りかけているように見える。

 王宮を背にして、金色の町並みが見渡せるビュースポット。緑と楽しそうに暮らすルクセンブルクとは対照的に、闇には黄金色の光しかない。何だか、こんな平凡な自分がこんな場所にいてもいいのかな・・・なんて思ってしまうような空間だった。


 地図で見るとけっこう離れているような観光スポットも、いざ歩くとあっという間。未知の世界の好奇心って、時間を忘れさせてくれるからかな。でも、時計を見たら残された時間の少なさに焦りと後悔が・・・。明日の夜景も見たい・・・でも、明日の今頃は既にゲント、ブルージュ観光を終え、アントワープの夜景観光をしているんだな。もっとブリュッセルの時間をとっておくべきだった・・・いやでも他の町も・・・なんて今更遅い葛藤が襲ってくるのだった。そうこうしているうちに、光の中心はどんどん近づいてきているのだった。

赤と黒の市庁舎ナチュラルな夜景

異界

目の前の広場に石化した。

なんだここは・・・。びっくりした。

グラン・プラス・・・。

もう22時にもなろうかというのに、たくさんの人で賑わう広場。右を見ても左を見ても、どこを見てもあんぐりと口を開けてしまう。

さっきは丘の上から見たはずの市庁舎が目の前にある。もはや崇高な輝きにすら見える。

黄金、赤、青、紫、緑・・・めまぐるしく色を変える市庁舎は、この町の激動の歴史を現しているようにも見えるし、もう表現しようもないこの世のものではないものにすら感じる。


 冥界に落ちたかのような不気味な光。

 天界に昇るような黄金の光。

 闘神の怒りに触れたかのような燃えるような黒赤の光。

 悪魔の砦に迷い込んだかのような深緑の光。

 妖艶な夜会の訪れを告げるような紫の光。


 ありとあらゆる異界の光が、このブリュッセル市庁舎から漏れ出していた。やはりここはただの広場じゃない・・・なんだか周りの豪壮なギルドハウス、王の家、ブラバン公の館らに取り囲まれたような・・・帰路を絶たれたかのような感覚を覚えた。


 ゴディバのスイーツを食べながら歩く。どこを歩いても、結局グラン・プラスに戻ってきてしまう。心が惹きつけられるというより、取り付かれてしまったような足取りで、何度も何度もグラン・プラスに吸い寄せられる。これがブリュッセル。時間が差し迫って離れざるを得ないけど、時間が引き離してくれないと離れられない。だから、思った。ブリュッセル観光の時間は短くてよかった・・・それに、夜に訪れたことが何よりも正解だったって。


 異界への入口グラン・プラスへの小路の角に、滑稽な像がある。両手に乗りそうな小さな小さな小便小僧の像。翌朝、この像が小悪魔に見えたのは、あのグラン・プラスの夜を見たからかもしれない。


 夜が明けたら、花と鐘楼の古都ゲントへ向かう。この旅行で最も心に残ったあの場所に。


Bruxelles-ブリュッセル- 旅行記-Reisebeschreibung- おわり

-町の小窓たち-

市庁舎の夜景 王の家 サン・ミシェル大聖堂
夜町のネオン 王宮の丘 ちび小便小僧 サンカントネール公園の凱旋門

  詳細はフリー写真de小旅行Terminal〜ブリュッセル〜でご紹介中です。

-旅行記後記-

EU本部

 ベネルクス3日間の旅の3つ目の町ブリュッセル。元々大都市の夜景を見ることが好きなので、限られた時間の中であえて夜町の観光ということにしたのですが、大正解でした。翌日にはまた幾つかのスポットも回ったのですが、やはりダントツで心に刻まれたのはグラン・プラスの夜。丁度イベントが行われていた夜なのでライトアップが特別だったのかもしれませんが、本当にその光景に酔ってしまいました。

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-町の見所-

 ベルギーは、旅行後の満足度が最も高いといわれるヨーロッパの国!期待値にしっかり応えてくれる魅力的な町ばかりですが、ブリュッセルももちろんその1つ。観光物件はさることながら、女性が好むようなスイーツがてんこ盛りで、思い出に残るグルメ旅行になることも間違いなしです!

グラン・プラスブリュッセル旧市街の中心にある、世界一美しい広場と称えられる広場です。世界遺産に登録されており、その評判通り、絢爛さと豪壮さと緻密さなどに圧倒される素晴らしい広場です。ギルドハウスの豪華さに目を奪われ、聳える市庁舎にも目を奪われ、王の家やブラバン公の館などの建造物もまさに圧巻です。また、、火・水・金・土・日曜日には花市も開かれています。
サン・ミシェル大聖堂13世紀から300年という長い歳月をかけて造られたブリュッセルの大聖堂で、そのゴシック様式の荘厳な姿は見事なものです。内部の16世紀に造られたというステンドグラスも見所です。
セルクラースの像グラン・プラスの一角に横たわる金色の像で、14世紀にフランドル伯とブラバン公の戦いで活躍したという英雄、セルクラースがモデルとなっています。その右手に触ると幸福を手に入れられるということで、周りには常に観光客がたくさんいます。
ブリュッセル市庁舎高さ83mの鐘楼をもつブリュッセルのシンボルとなる建物で、グラン・プラスの大きな見所のひとつでもあります。夜には美しくライトアップされ、うっとりとするような色彩に包まれます。
王宮旧市街南東のロワイヤル広場の近くにあり、ベルギー国旗が掲げられているときには王がいます。右翼部分はベルギー史博物館となっていますが、この近くにはそれ以外にも楽器博物館や映画博物館、ベルギー王立美術館などもあり、旧市街中心以外の観光スポットとしては最大規模の場所になります。
小便小僧ブリュッセルのマスコットである有名な小便小僧の像です。たいへん小さい像なので、世界3大ガッカリなんて汚名を着せられることもありますが、なかなか面白い像だと思います。ちなみに由来としては、ブリュッセルが敵に包囲されて爆破されそうになったとき、その寸前にある少年が導火線の火を小便で消したという言い伝えが元になっています。
ゴディバブリュッセルは欧州でも最も魅力的なスイーツの都のひとつです。そのベルギーが誇るチョコレートで、高級チョコとして大変有名なのはゴディバですよね。そのゴディバですが、グラン・プラス近くにも店を構えており、チョコの噴水も見ることができます。また、これも有名なベルギーワッフルも売っています。
サンカントネール公園ベルギー独立50周年を記念して、1905年に旧市街の東方に造られました。園内には壮大な凱旋門、軍事歴史博物館、美術歴史博物館などもあり、ブリュッセル観光の大きなスポットのひとつとなっています。
EU本部ブリュッセルは欧州有数の国際都市です。北大西洋条約機構(NATO)や、このEU本部も置かれています。EU本部の建物は、サンカントネール公園のすぐ近くにあります。


 見事な観光スポットが数え切れないほど多くあるブリュッセル。見ても食べても素晴らしい旅行になることは間違いありません!心に残る最高の思い出を作ってきてくださいね。