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ソーセージ市場

ドイツのお土産〜ドイツソーセージ市場

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ドイツ各地の名物ソーセージからハム、お土産となるソーセージまでたくさんご紹介しています。尚、ソーセージは税関上日本へのお土産にはできないので、特に留学の方などは、ドイツ国内のお土産として参考になると思います。



定番No.1-Wiener Wurst-

 日本では豚肉ソーセージ自体がこの名前で浸透してしまっていますが、本来ウィンナー(ドイツ語でヴィーナー)はWiener(Wien+er)、つまりウィーンのソーセージという意味です。元々はオーストリアのウィーンで作られていたソーセージがあまりにも有名になり、そのままソーセージの代名詞として定着してしまったんです。

 ウィンナーは既に定番ではありますが、伝統のスタイルは羊の腸に豚肉ミンチを詰めて作ったものです。癖もなくよく知られた味ですが、本来の味の違いを是非試してみてください!

解説!ドイツソーセージ-Guide-

 ドイツのグルメの定番といえばソーセージ!ソーセージのことをドイツではヴルスト(Wurst)といいます。その種類はドイツ全国で何と1500種類以上を数え、主な観光地ではほとんどオリジナルのソーセージが作られています。

 そんなドイツのソーセージ、名前は基本的にその町の名前の語尾に-erをつけたものになります。例えば、日本では一般的に豚肉のソーセージの代名詞となっているウィンナーも、ウィーン風ソーセージということです(ウィーンはオーストリアの首都ですが、同じドイツ語圏です)。

 一方原材料や調理方法は多種多様ですが、基本的には豚挽き肉を腸に詰めたものが多くなっています。

 尚、税関の関係上ドイツ国内から日本へソーセージを持って帰ることはできませんので、お土産という意味ではドイツ滞在中の方が対象になるかと思います。ですが現在では、日本国内でもドイツのハム・ソーセージコンテストで受賞するような、ドイツの伝統と技術を忠実に守った商品も出ていますので、日本国内におられる方も是非試してみてください。

※各イメージのリンク先は楽天市場となっております。

定番No.2-Frankfurter Wurst-

 ウィンナーとともに、世界中で最もよく知られたドイツのソーセージです。ケチャップとマスタードをつけた太いフランクフルトは、もはやお祭りの屋台等の定番ですよね。

 このソーセージの正式な名前はフランクフルター・ヴルスト(Frankfurter Wurst)で、ドイツのフランクフルト伝統のソーセージです。一般に太いというイメージがありますが、本来は直径が1cm程度で長さは20cmくらいのソーセージです。

 豚の腸に豚のミンチを詰めて作ったもので、くん煙した後に茹でて食べるというのが本来のスタイルです。

ミュンヘンの白ソーセージ -Weisswurst-

 ミュンヘン伝統の有名なソーセージは、ミュンヘナー・ヴァイスヴルストといい、仔牛肉にタマネギやレモンの皮などを混ぜて作った、いわゆる白ソーセージです。茹でて皮をむく(むかずに口で絞るのがバイエルン人です)のが特徴で、ちょっと甘めのハニーマスタードをつけて食べます。食感は柔らかく、味も淡白な感じですので、マスタードを多めにつけて食べると良いですよ!

美味さNo.1?! -Nuernberger-

 バイエルン州第2の都市のニュルンベルク特産のソーセージは、その名もニュルンベルガー・ブラートヴルスト。大きさは8cm程度とドイツの中では小さめで、牛肉と豚肉の生地に、豚の荒挽きを混ぜて作ります。ちょっと塩辛いかもしれませんが、香ばしい焼きソーセージの代表格で、食べごたえのあるおいしさが評判となっています!

都市・地域別名物ソーセージ Pick Up!

 Berlin
 Thuringen
  Frankfurt
 Wuerzburg
        Franken
 Nuernberg
 Regensburg
 Muenchen

ドイツ風ミートローフ -Leberkaese-

 ソーセージというよりはミートローフの一種で、南ドイツを中心とした食べ物です。牛肉8割、豚肉2割をペースト状にして混ぜ、これに香味野菜を加えてパウンドケーキのように蒸し焼きにします。

 尚、レバーケーゼという名前はレバー(肝臓)とケーゼ(チーズ)の組み合わせですが、基本的にはどちらも使用しませんので、レバーが嫌いという方などでも特に問題ないですよ。

茹でるソーセージ -Bockwurst-

 ソーセージは焼いて食べるというのがイメージとして浸透していると思いますが、ドイツでは茹でて食べるものも多いです。その茹でて食べるソーセージの総称がボックヴルストです。

 焼きソーセージ独特の香ばしさはありませんが、茹でもプチッと弾ける噛み応えがおいしいですよ!尚、日本ではご存知日本ハムのブランドであるシャウエッセンが、初めて茹でソーセージを日本に広めたそうです。

日本へ持ち帰りOK! -Konserven-

 残念なことに、日本からの旅行などでドイツから名物ソーセージをお土産にすることはできません。生ものは税関で引っかかるからです。でも、缶詰なら大丈夫です!

 そこで、ドイツのソーセージのお土産として定番となっているのが、町のスーパーなどで売られている缶詰です。だいた1缶で6本程度入っていて値段も安いので、日本に買って帰る方は多いようですよ。

ベルリン発祥のファーストフード -Currywurst-

 これはお土産というよりは名物料理ですが、ベルリンが発祥のソーセージのファーストフードとして有名なのが、カリーヴルスト(カレーヴルスト/カレーソーセージ)です。ソーセージにカレーパウダーとケチャップをかけてフライドポテトを添えた簡単な料理ですが、一時期はドイツの軽食のトップのシェアを誇っていたそうで、今ではドイツ全国で食べられる人気メニューのひとつです。

 ちなみに、このカリーヴルスト発祥の言われは幾つか伝えられており、あるソーセージ店の店主が、カレー粉の入った缶を過ってケチャップの中に落としてしまったことからできたとも言われています。尚、写真のようにソーセージそのままではなく、一口大に切って売られています。

ドイツのハムの王様 -Bierschinken-

 ドイツといえばソーセージですが、もちろんハムでも有名です。シンケン(Schinken)とは、豚肉を使用したハムという意味で、中でもこのビアシンケンはドイツのハムの王様と言われるほど有名なハムです。

 ビアシンケン(Bierschinken)という名前の由来は、文字通りビールによく合うということで、まさにドイツ気質を字から表したハムと言えるでしょう。


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ドイツソーセージの豆知識

ソーセージにまつわる諺

ドイツには『Wurst wider Wurst』(ヴルスト・ヴィーダー・ヴルスト)ということわざがあります。これが、「君がそうくるならこっちもこうだ!」という、されたことに対して仕返すというちょっと喧嘩口調の意味合いをもちます。

おすすめハム&ソーセージ

おすすめマスタード

ドイツ各地の名物ソーセージ!

 ドイツには1500種類以上のソーセージがありますが、ここでは有名なものをピックアップしています。


【ベルリンのソーセージ】

ベルリンやハンブルクを中心とした北ドイツ等で人気のソーセージ料理に、上でご紹介した通りカリー・ヴルストがあります。人気のファーストフードで、ベルリンに限らず全国で食べられますので、旅行したときには是非食べてみてください。


【チューリンゲン地方のソーセージ】

エアフルトやヴァイマールが代表的な都市であるチューリンゲン州特産の有名ソーセージが、チューリンガー(Thuringer)です。焼きソーセージとしてはニュルンベルクのものと並んで有名なソーセージで、大きさも20cmくらいとボリューム満点の味わいです。この地方に旅行したときには必ず食べてみてくださいね!


【フランクフルトのソーセージ】

上でご紹介した通りですが、フランクフルトが誇る世界を代表するソーセージが、フランクフルター・ヴルストです。


【ヴュルツブルクのソーセージ】

ヴュルツブルクと言えば、ワイン市場でご紹介している通り、有名なフランケン白ワインの特産地です。そのフランケンワインを混ぜて作ったソーセージがヴュルツブルガー(Wuerzburger)です。大きさは20cm程度とかなり大きめです。


【フランケン地方のソーセージ】

フランケン地方とは、バイエルン州の北部から中部域で、都市としてはヴュルツブルクやバンベルク、ローテンブルク、アンスバッハやニュルンベルクなどが属します。この地方伝統のものがフランケン・ヴルストで、1573年に考案されて広く親しまれています。地方産の総称なので、都市によっては大きさなどはまちまちです。肉は基本的に粗挽きを使用しています。


【ニュルンベルクのソーセージ】

既にご紹介した通り、ニュルンベルガーは焼きソーセージの代表格とも言える有名ソーセージです。


【レーゲンスブルクのソーセージ】

レーゲンスブルク旅行記でもご紹介していますが、世界遺産都市レーゲンスブルクの誇るドイツ最古の石橋の袂には、12世紀を由来とする歴史的ソーセージの名店「ヴルストキュッヒェ」があります。そこでは炭火焼の香ばしいレーゲンスブルガー(Regensburger)が食べられます。旅行をしたら、必ず立ち寄るようにしてくださいね!


【ミュンヘンのソーセージ】

上でもご紹介した通り、珍しい白ソーセージがミュンヘンの代表です。皮をむかずに吸って食べるというミュンヘンスタイルも試してみてくださいね!



 また、上記以外でも冬の風物詩であるクリスマスマルクト巡りなどで、各地のソーセージを味わうことができます。中には50cmを超えるような長い長いソーセージもあります(ローテンブルクなどにもあります)ので、記念に試してみるのもいいと思いますよ!

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