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Leipzig-ライプツィヒ-

 旧東ドイツ圏、ザクセン州都ドレスデンと並ぶ同州の大都市。15世紀以降、メッセや教会音楽、書籍の街としての文化が花開き、以降文化商業都市として大変発展している。また、J.S.バッハやメンデルスゾーン、シューマンなどの大音楽家もこの街を舞台として活躍している点についても、ライプツィヒがいかに大きな文化都市であるかということもわかる。

 一方で1989年には「月曜デモ」が起こり、東西ドイツ統一の引き金となったのもここライプツィヒである。

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Leipzigの簡単な歴史の紹介-History-

トーマス教会のバッハ像

 7〜9世紀にかけてスラブ系民族が居住し始め、1015年には「菩提樹が育つ場所」という意味のスラブ語 "urbs Libzi"という名前で呼ばれ始めたのが現在のライプツィヒの起源だとされている。

 そして現在でも流れを継ぐ文化都市としてのライプツィヒが開花したのは15世紀。1409年にはドイツで2番目に歴史のある、名門ライプツィヒ大学創立、また15世紀から16世紀には多くの本が出版されるようになり、また見本市が開かれる年としても大変発展。一方で、J.S.バッハなどによる大音楽家も活躍する教会音楽の都としても有名となる。

 旧東ドイツ圏では工業都市としても発展し、現在では東部ドイツを牽引する大都市となっている。

  •  Data

    Leipzigのデータ

    帰属連邦州ザクセン州
    人口511,942人(2008年)
    お祭りバッハ音楽祭(6月)
    郵便番号04003-04358
    縁の人物J.S.バッハ/メンデルスゾーン
    ゲーテ
    観光街道ゲーテ街道
    おすすめ度☆☆☆☆
    キャッチフレーズ音楽とメッセの都
    公式サイトwww.leipzig.de
  •   Map

    Leipzigの地理

    ライプツィヒの位置

     ドイツ東部ザクセン州の北西部に位置し、お隣のザクセン・アンハルト州とテューリンゲン州との境にも近い。
     また、南のエルツ山地から北ドイツ低地帯に向けての標高100m程度の台地にあり、約50km北にはハンブルクとドレスデンを結ぶ河川、エルベ川がある。

    GoogleMapを見る

  • Access

    Leipzigへのアクセス

    ベルリンからREで約2時間半
     (ファルケンベルク経由)

    ベルリンからICE/ICで約1時間10分

    ドレスデンからREで約1時間45分

    フランクフルトからICで約3時間25分

    エアフルトからRE/RBで約2時間10分
     (ハレで乗換)


    ザクセンチケットを使用すれば、ザクセン州/テューリンゲン州/ザクセン・アンハルト州内について、週末と平日9時以降、ICE/IC以外であれば5人まで有効で28ユーロで乗り放題ですので大変お得です!1人でも19ユーロです。

ここからはLeipzig-ライプツィヒ- 旅行記-Reisebeschreibung-
ライプツィヒ中央駅ライプツィヒ駅の巨大ターミナルとモール街

徒然旅行記のコーナー -きっかけはバッハ-

「ティロリー・・・ティロリロリーロー・・・」あまりにも有名すぎるあのフレーズ

携帯の着メロとしても更に認知度を深めた「G線上のアリア」

小中学生の音楽の時間でもよく出てくる、「小フーガ」

瞑想的な美しい旋律で、誰でも耳にしたことがある、「主よ人の望みの喜びよ」

 あまりにも有名な、そして膨大な数の名曲を残してくれたドイツの大音楽家、ヨハン・ゼバスティアン・バッハ(J.S.Bach)。音楽の父とも呼ばれる、以降のあらゆる音楽家に影響を与えたこの偉大な人物は、1723年5月22日にここライプツィヒを訪れ、1750年7月28日に没するまでの27年間をこの地で過ごした。

 生前にはそれほど名声のなかったバッハだが、同じようにライプツィヒを舞台として活躍した19世紀の大音楽家メンデルスゾーンやシューマンなどによって、あまりにも偉大な音楽家として発見された。そして、バッハの生前当時から文化都市として名高かったライプツィヒは、バイロイトなどとともにドイツの音楽の都としても花開いたのだった。

 僕自身がドイツに興味を持つようになったのは、学生時代にG線上のアリア(弦楽バージョン)を聴いて感銘を受けたことによる。その作曲家だったバッハに惹かれ、そのバッハの生まれたドイツに特別な思いをもつようになった。そして、そのバッハがヴァイマールとともに最も活躍したライプツィヒこそ、ドイツで最も行ってみたいと長い間切望していた町だった。

煌く夜景、シュペックスホーフ

エネルギッシュな中央駅

 ニーダーザクセン州都ハノーファーから東へ進み、ハルツ山地を越えてザクセン=アンハルト州へ。そして更に東へ向かうと、旧ザクセン王国の領土へと入っていく。今はドイツ連邦共和国を構成する州のひとつ、ザクセン州の西の端にライプツィヒはある。

 長旅を続けてきた列車が、ついに大きなターミナル駅へ到着した。ここは、ヨーロッパでも最大級といわれる巨大な鉄道駅、ライプツィヒ中央駅。ひざ掛けの毛布をとり、ずっしり重いリュックを右肩に引っ掛け、列車を降りる乗客の列の最後についた。
 「ふぁ〜やっと着いた・・・」

 ホームに降りるなり、両手を大きく伸ばして、一気にエネルギーを放出。ガヤガヤゴトゴトと色々なものが動き回る騒々しいターミナル駅は、そんなたくさんの人から放出されたエネルギーが渦巻いているように見える。さすが、旧東ドイツ圏でもベルリンに次ぐ大都市といえるライプツィヒだ。

 もう夜も9時になるともいうのに多くの人で行き交う中央駅。併設されているアーケードは、まだ建てられて間もなくすごく綺麗。駅を出れば、まさに大都市。シュペックスホーフと呼ばれるショッピングアーケードは緑や黄色に輝き、街はまだまだ眠る様子が欠片もない。雑踏に紛れて進めば、左にニコライ教会、しばらく進めばライトアップされた美しい新ゲヴァントハウス。やはり都会が醸し出す夜の雰囲気をこうも見せ付けられると、活気ある夜のライプツィヒへの好奇心がかきたてられ、疲れも何ももうすっかり忘れていた。

トーマス教会のコンサート

バッハとトーマス教会

 ・・・・・・

 響く音色が美しかった。280年来の歴史の扉を開いたと同時に流れてきた音楽。トーマス教会のホールでは、偶然にもパイプオルガンを前にしてコンサートが開かれていた。280年前のバッハも、あそこで由緒あるトーマスカントル(トーマス教会の音楽監督)を務めたのかな。静寂の中でバッハの幻をイメージしたい気持ちもあったが、奏でる人間は違くとも、流れる音楽だけはきっと280年前とも本質的には変わらない。

 ふと後ろを見ると、床にバッハの碑が刻まれていた。これが、この教会に眠るバッハの墓。トーマス教会に来て、バッハを目の前にして、「ここから始まったんだなぁ・・・」って、ドイツを好きになったきっかけとなった場所、ずっと憧れ続けてきたこの瞬間をぐっとかみ締めた。

 昨日の夜も、新ゲヴァントハウスを見た後に、旧市庁舎近くのこのトーマス教会に訪れた。暗闇の中に、これまで本で何度も何度も見たことのあったシルエットが浮かび上がっていた。そして、翌日のこの日に、ついにバッハとトーマス教会を目に焼き付けることができたのだった。

 その後は、トーマス教会脇のバッハ博物館、そして知名度100%ともいえる結婚行進曲で有名なメンデルスゾーンの博物館を訪れた。バッハ博物館は、彼が生前よく親しんでいたというホーゼ家の住宅にあり、ここでも彼の残した偉大な歴史を目の当たりにできた。そして、新ゲヴァントハウス近くにあるメンデルスゾーンの博物館は、彼が実際に晩年を過ごしたというアパート。そこでは彼が実際に演奏したピアノやデスマスクなどが展示されているのを見ることができた。

ベルリンへ

音楽とモードで光彩を放つ街〜ライプツィヒ

 もとより、バッハやメンデルスゾーン縁の地以外では、特に観光目当てのなかったライプツィヒ旅行。それもあって、僕にとってはトーマス教会とバッハ博物館周辺、メンデルスゾーン博物館、新ゲヴァントハウスあたりが見られれば満足だった。

 でも、この街、実は近年、観光都市として非常に注目を集めているのだ。文化都市としての顔、音楽の都としての顔、ドイツでも有数の繁華街としての顔、そしてもちろん中世から続く歴史のある町としての一面も持つ。中心街を歩いていれば・・・都内でショッピングを楽しんでいる時、グルメを楽しんでいる時のような感覚に近い。ライプツィヒには、巨大中央駅をはじめとして、メードラー・パッサージェやシュペックス・ホーフといった心躍るようなショッピングアーケードが鎬を削っている。夜街は綺麗に光り輝き、昼間は笑顔と活気に満ちた、まさに今流行のブーム的な街なのだ。
 日本人にとっては、東京や大阪のような超大都会を見て当たり前の光景かもしれないが、ドイツ人にとっては、きっとすごく刺激的で魅力的な街なのだろう。それに、ドイツでも2番目に古い歴史をもつライプツィヒ大学などがあり、若者が集う街でもある。まさに、「音楽とモードで光彩を放つ楽しい街ライプツィヒ」を見つけることができた。

 でも、やっぱりそんな中でも何より印象に残っているのは、決して色あせることのない歴史上の偉人、J.S.バッハの生きた町を見られたこと。今でも世界中に愛され続ける、250歳以上の数々の名曲の生まれ故郷を見られたこと。

 そんな感動の余韻を残しつつ、ライプツィヒ中央駅から向かう次なる目的地は・・・首都ベルリン。iPodで選んだ曲はもちろん、『ブランデンブルク協奏曲』。でもこの曲・・・実はライプツィヒじゃなくて、ケーテンで作曲されてるんだよな・・・。


Leipzig-ライプツィヒ- 旅行記-Reisebeschreibung- おわり

-町の小窓たち-

新ゲヴァントハウス バッハ縁のトーマス教会 トーマス教会脇
トーマス教会とミニコンサート バッハの墓 バッハ博物館 バッハ記念像
ルネサンス様式の旧市庁舎 美しい夜の新ゲヴァントハウス 夜のナッシュ広場とゲーテ像 優美なシュペックス・ホーフ

  詳細はフリー写真de小旅行Terminal〜ライプツィヒ〜でご紹介中です。

-旅行記後記-

メンデルスゾーンのアパート

 バッハには本当に感激しました!クラシック音楽が好きだという方には、行くべきドイツの都市ですね。でも、クラシックに全く興味がないという方でも満足できると思います。ただ、ライプツィヒには中世やメルヘンを期待するのではなく、博物館めぐりやショッピング、グルメなどで旅を楽しむというスタイルがいいと思います。

 私は2007年2月に初めてライプツィヒを訪れたのですが、旧東ドイツ圏ということもあり、どうしても暗いイメージや貧困のイメージが残っていました。ですが、中心街を離れると一部でかつての爪痕が見受けられるものの、街中を歩いていれば活気があって楽しい街そのものです。さすが、旧東ドイツ時代でも独自路線で発展してきた町なんだなという思いがしました。

 クラシック好き、あるいはドレスデンやベルリン旅行をされる方には、是非このライプツィヒも楽しんでいただきたいなって思います。

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-町の見所とお土産-

 ライプツィヒは文化と音楽と商業の街。まさにエネルギッシュな魅力にあふれています。駅に着いたとたんに出迎えてくれるのは中央駅のプロムナード。そして、中心街に繰り出せば、メードラー・パッサージェやシュペックス・ホーフなどのショッピングアーケードが並び、レストランや居酒屋などもぎっしりと連なっています。本当に刺激的なドイツの都会って感じです。また、この街は「見本市の母」とも呼ばれるほどに国際交易地として有名であり、情報発信基地としての役割も大きく担っています。そして、バッハやメンデルスゾーンに代表される音楽の都でもあり・・・ドイツの歴史ある町並みだけでなく、ドイツの今を何より感じることができる楽しい街ですよ!僕は残念ながら一人旅行でしたが・・・友人やカップルで訪れれば2倍も3倍も楽しめる街であること間違いなしです!

ライプツィヒ中心街目的なく散策しているだけでも十分に楽しめる要素がてんこ盛りです。特に挙げずとも、入っていきたくなるショップなどが軒を連ねていますので、時間を忘れてしまうはずですよ。その中でも特に歴史ある人気スポットとしては、メードラー・アーケードです。ここは歴史ある旧メッセハウスで、高級ブランド店などが入っているので豪華。それに、ここにはゲーテの劇作「ファウスト」で世界的に有名となったレストラン「アウアーバッハスケラー」もあります。そして、レストランやカフェなどではオープンテラスばかりが並び、笑顔の絶えない魅力的な繁華街となっています。今を楽しむ要素ばかりでなく、歴史的建造物もあちらこちらに点在するライプツィヒ中心街。約3.5kmのリングにぐ囲まれた、素晴らしい観光街ですよ。
聖トーマス教会とバッハ博物館後期ゴシック建築様式の世界的に有名な教会です。中世から、ドイツの教会音楽の主導的役割を果たしてきた由緒ある教会で、ここの音楽監督はトーマスカントルと呼ばれ、実質的に音楽の都ライプツィヒの音楽監督的ポジションとなっています。そして、このトーマスカントルを1723年から1750年までの27年間務めたのが、J.S.バッハ。1212年を遠い起源とする世界的に有名な聖トーマス教会合唱団の指揮も務め、まさにこの教会の象徴となっています。内部にはバッハの墓があり、正面左側には堂々たるバッハの像もあります。そして、そのバッハの像と向かい合うように建っているのが、旅行記でご紹介したとおり、実際にバッハと非常に縁のある建物でもあるバッハ博物館です。尚、トーマス教会では毎週金曜夜と土曜の午後に、合唱団による綺麗な歌声を聴くことができますよ。
メンデルスゾーン・ハウス誰もがご存知の結婚行進曲、そしてゲヴァントハウス楽団マイスターも務めた、ドイツ近代音楽史に大きな足跡を残したフェリックス・メンデルスゾーン(1809-1848)の現存する唯一の家です。亡くなるまでの晩年を過ごしたという建物の一室は、彼が実際に使用していた家具や楽譜、ピアノをはじめとして、数々の物がそのまま残されており、メンデルスゾーン博物館として公開されています。中には、彼のデスマスクのレプリカもありますよ。尚、入場料に加えて追加料金を払えば写真撮影も可能です。
ライプツィヒ中央駅ドイツで最大の延床面積を誇り、ヨーロッパにおいても最大級の大きさをもつターミナル駅です。そして、何といっても魅力的なのは、近年の改装工事によって、140店舗が門を構えるモダンなショッピングセンターができたこと。そして、営業時間も月曜から土曜は9:30〜22:00までと非常に長く、常にお客で賑わっています。
ドラレヴァッチュザクセン方言で「気ままな会合場所」という意味のドラレヴァッチュですが、ライプツィヒ中心街にある飲食店の密集している地区です。トーマス教会前の広場から新市庁舎、マルクト広場にかけて様々なレストランやカフェが軒を連ね、冬の寒い時期以外は常にオープンテラスでの食事やビールを楽しむ人で溢れています。食べ歩きにももってこいのドラレヴァッチュ。旅のグルメを存分に楽しめるはずですよ!
旧市庁舎1556年から1557年にかけて建築された、ドイツでも最も美しいルネサンス建築物のひとつだと言われています。内部はライプツィヒ歴史博物館となっており、有名なバッハの肖像画も展示されています。また、ホールではコンサートやイベントなども催されています。尚、この旧市庁舎の裏手の広場には、若かりしゲーテの銅像も見ることができますよ。
諸国民戦争記念碑1858〜1913年にかけて建設された、展望台のある高さ91mのドイツ最大記念碑です。ナポレオンの戦争でも最も規模が大きいと言われる、1813年のライプツィヒの戦いで亡くなった兵士の死を悼んで造られました。そして、今日ではヨーロッパの平和記念碑であるとも言われています。土台には、守護聖人大天使ミヒャエルがあり、巨大なドーム天井には324個の騎手像が描かれています。
ゲヴァントハウス管弦楽団とゲヴァントハウス1743年に発足した、クラシック音楽の歴史上非常に大きな役割を果たしているのがゲヴァントハウス管弦楽団です。そして、この楽団が活躍するのがゲヴァントハウス。1835年にメンデルスゾーンがマイスターになると黄金期を迎え、彼自身の作品やロベルト・シューマンの作品など、多くの名作品が世に出ることとなりました。建物としては、1781年から使われていた会場から移る形で、1884年に新ゲヴァントハウスが完成。第二次世界大戦で消失したものの、1981年に現在の建物が完成しました。夜には綺麗にライトアップされ、ガラス張りの前面から見える内部の画が非常に綺麗ですよ。また、毎年ライプツィヒの音楽の重要なイベント、メンデルスゾーン祭もここで行われます。
ライプツィヒ歌劇場1693年に建造された、ヨーロッパでも非常に古い歴史をもつ歌劇場です。現在の建物は第二次世界大戦後1960年に造られたもので、新ゲヴァントハウスと向かい合うように建っています。)だ。中世には、ドイツバロック音楽の巨匠、ゲオルク・フリィップ・テレマンなどが常任指揮者を務めたということです。
ライプツィヒ大学1386年に創立されたドイツ最古の大学、ハイデルベルク大学に次ぐ歴史をもっています。1409年に創立され、文豪ゲーテも1765年から1768年まで学生生活を送っています。また、森鴎外などもここに留学したそうです。2009年にはいよいよ創立600周年を迎えますね。
ニコライ教会1165年に建造されたロマネスク様式の教会が起源です。商人の守護神である聖ニコラウスに捧げられたということで、商業の街タイプツィヒを守る、街で最大最古の教会となっています。そして、この教会が世界的に有名となるきっかけとなったのが、1989年のデモ。ここニコライ教会で静かに始まったデモは、最終的に20万人にまで膨れ上がり、旧東ドイツ崩壊のきっかけとなりました。つまり、東西ドイツ統一を平和的にもたらした発端となった場所なのです。
火曜と金曜の青物市場マルクト広場周辺では、毎週火曜と金曜の9時〜17時に青物市が開かれます。色とりどりの新鮮な野菜や果物はもちろん、ソーセージや肉や魚、チーズや薫製などなど様々なものが並べられ、多くの人たちで非常に賑わっています。
ライプツィヒ・バッハ祭トーマス教会のカントルを務めた偉大なヨハン・ゼバスティアン・バッハを讃えるために開かれる音楽祭です。毎年キリスト昇天祭にかけて(4月〜5月)10日間ほど開催され、国際的にもハイレベルな演奏家の素晴らしい演奏を聴くことができます。
ライプツィガー・レアヒェマフィンのような形で、外はクッキー、中はしっとりしたライプツィヒ名物のお菓子。表面に×印がついているのが特徴です。「コルゾCorso」という老舗の他、メードラー・パッサージェ内のヴァイン・コントアなどでも購入できます。そのほかにも色々なお店で手に入りますので、ライプツィヒを訪れたら是非食べてみてください。長持ちするので、日本にお土産として持って帰るにもおすすめです!
バッハ・ターラーとバッハ・プファイフェンザルツブルクの定番のお土産、モーツァルトチョコのように、こちらはライプツィヒの定番のお土産が「バッハ・ターラー」、「バッハ・プファイフェン」などのチョコ。バッハがここライプツィヒで作曲した有名な「コーヒー・カンタータ」にちなんで、モカ味となっています。モーツァルトチョコと同じく、バッハの肖像が描かれた包みで売られていますよ。

 歴史的建造物をめぐりにめぐるだけがドイツ観光ではありません。まさに街で楽しむことを教えてくれる街だと思います。ただ、正直個人的に十分回れなかったのが残念・・・ここに載せた以外にも、多くの発見をして帰ってきてくださいね。そして、やはりライプツィヒに行く前には予備知識として、バッハやメンデルスゾーンの作品を必ず聴いてからいきましょう!それをしないと、感動が半減しちゃいますよ。