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Wuerzburg-ヴュルツブルク-

 バイエルン州の代表的な都市であり、ロマンチック街道の拠点として人気のある観光都市でもある。レジデンツは世界遺産にも登録され、海外からも多くの観光客が訪れる。

 また、世界的に有名なフランケンワインの中心的産地でもあり、丘陵の斜面に広がるブドウ畑が作り出す牧歌的な風景も素晴らしい。

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Wuerzburgの簡単な歴史の紹介-History-

欄干の像

マリエンベルクにケルト人の城塞が築かれたのが、紀元前1000年頃。以後フランク人が定住し、西暦650年頃にはフランク王国侯領としてヴュルツブルクの原型ができた。そして、正式に文献上に記録されるのは、704年5月1日のことである。中世には皇帝バルバロッサの縁の町ともなり、1168年にはヴュルツブルク司教は「司教領主」、「フランケン公」の肩書きも得る。その後は、16世紀前半にドイツ農民戦争、1630年代には悪名高い魔女狩り、30年戦争でもスウェーデンに占領されるなど、激動の時代を送る。しかし、バイエルンの選帝侯領となった1803年以降は、一時ヴュルツブルク大公国の首都となるなど、フランケン地方の重要都市として発展を続けている。

  •  Data

    Wuerzburgのデータ


    帰属連邦州バイエルン州
    人口135,212人(2007年12月)
    街道ロマンチック街道
    お土産フランケンワイン
    縁の偉人リーメン・シュナイダー(彫刻家)
    シーボルト(医師)
    おすすめ度☆☆☆☆
    キャッチフレーズフランケンワインの樽
    公式サイトhttp://www.wuerzburg.de/
  •   Map

    Wuerzburgの地理

    ヴュルツブルクの位置

     バイエルン州の北西に位置し、南西はバーデン=ヴュルテンベルク州、西にはヘッセン州がある。
     空路の玄関口であるフランクフルトとも比較的近く、南ドイツの玄関口といってもいいアクセスの良好な場所にある。河川はマイン川、周りにはなだらかな丘陵も多い。

    GoogleMapを見る

  • Access

    Wuerzburgへのアクセス

    フランクフルトからREで約1時間45分

    フランクフルトからICEで約1時間10分

    ニュルンベルクからREで1時間15分

    ミュンヘンからREで約3時間15分
     (ニュルンベルク経由)

    フランクフルトからICE/IREで約3時間10分

    ミュンヘンからICEで約2時間

    バイエルンチケットを使用すると、週末と平日9時以降、普通電車(RE/RB)とバスであれば、5人まで有効で28ユーロで乗り放題です。1人でも20ユーロです。

ここからはWuerzburg-ヴュルツブルク- 独創物語-Eine eigene Erzaehlung-

独創物語のコーナー -時のボトルの中で-

城塞

 ボックスボイテルと呼ばれる、面白いフラスコのようなボトルに入って、僕らはヴュルツブルクを後にする。

 長年ケラーの樽の中で過ごし、お日様ともすっかりご無沙汰の僕らには、この遮光ボトルがないと、外の景色はまぶし過ぎる。

 何年経っているのだろう・・・。こうしてお店から外を眺めていると、あの斜面でこの日を夢見ていた頃が懐かしい。


 お日様に うんと当たって 空気を吸って

 秋が訪れ 摘み取られ

 ギュッっと絞られ 寝かされて・・・


 こうしてようやくフランケンワインとして堂々と胸をはれるわけだ。

 それにしても、これってまるで日本の浦島太郎ってやつ?それか、東国日本のセミなんてやつより、よっぽど地上を憧れている時間が長い。

 でもやっぱりヴュルツブルクはヴュルツブルクだ。何年寝ていようが変わらない街並み・・・やっぱりほっとするね。

 それにしても気分がいいな。だって僕は特別者。お店のショーケースで「フフン!」って気取りながら、行き交う町の人の顔を見ていられる。観光客の恨めしそうな目も嬉しいし、常連さんの笑顔にだって嬉しくなる。そして、ロマネスクの大聖堂を見上げたり、アルテ・マイン橋の向こうのマリエンベルク要塞にテレパシーを送ったり。こうしてこの町の人気者として過ごしていられるんだ。


 でも、ひとつだけ僕にはまだ見ていないものがある。世界遺産に登録されたって噂のレジデンツ。ここにいちゃ見られない・・・でも見てみたい・・・

お店

 そしてやってきた別れの日。

 ひとりの観光客の目が、僕に留まる・・・

 いつかは来るって思っていたけど・・・僕はギュッと目をつぶった。

 居心地のよかったお店との別れ・・・故郷であるヴュルツブルクとの別れ・・・

 長年過ごした、このゆっくりとした時との別れ・・・そして、あの斜面の仲間たちとの別れ・・・


 また暗い時間がやってきた・・・紙にくるめられ、箱に収められ・・・

 いつもショーケースから見ていた石畳って、こんなにガタゴトしているんだね。

 離れていく・・・慣れ親しんだこの町の匂いが薄れていく・・・

フランケンワイン

 最後にもう一度ヴュルツブルクが見たいよ!!

 そのとき、体がふわっとしたかと思うと、急にお日様の光が飛び込んできた。

 ・・・・・・!!!

 目の前に、あの憧れ続けてきたレジデンツがあった。お店に貼られたポスターでしか見たことのなかったあの宮殿が、美しい庭園とともにいままさに目の前にあった。

 そして・・・ニッコリと微笑むおじいさんが僕を見つめていた。

レジデンツ

 「カシャッ!」

 あの日におじいさんと撮った記念写真・・・いまでもあの戸棚に飾られている。

 何年か前に、おじいさんはもういなくなっちゃったけど・・・きっと憧れだったんだな・・・僕の故郷・・・きっとすごく愛されていたんだな・・・僕自身も


 今はあの縁の中に想うヴュルツブルク。

 ・・・それにしても、高級ワインって立場もけっこうたいへんだね。またずっとこのボックスボイテルの中で見続けるのかな・・・時の流れを。でも、こんな静かな部屋だと寝ちゃいそうだな・・・


 ケラーから出て、久しぶりにヴュルツブルクを眺めたときのあの気持ち。

 「何年寝ていようが変わらない街並み・・・やっぱりほっとするね。」

 そんな想いを胸に、僕はまたゆっくりと目を閉じる。

 「今と変わらず、平和が続きますように・・・」

 そしてまた僕の中に、このボトルの中に・・・また時が凝縮されていく。


Wuerzburg-ヴュルツブルク- 独創物語-Eine eigene Erzaehlung- おわり

-町の小窓たち-

レジデンツ 旧市街のパノラマ レジデンツ裏手
マイン川と要塞 マリエンベルク要塞 アルテマイン橋 ブドウ畑

  詳細はフリー写真de小旅行Terminal〜ケルン・ヴュルツブルク他〜でご紹介中です。

-独創物語後記-

ヴュルツブルク駅のブドウ畑

 はい。中途半端ですね・・・シチュエーションをうまく表現できませんでした・・・。でも、もし読んで下さった方がいたならありがとうございました!ブドウとして育てられ、長年の眠りから目覚めるワインの一生を、平和でありつづける町とともに表現したかったのですが・・・ため息ため息のお話。イメージを文章として表すのって大変ですね・・・。
 でも、もし家の中で眠っているワインがいたら、そっと話しかけてみて下さい。時の凝縮されたボトルの中に、その記憶の断片が見られるかもしれません。

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-町の見所-

 ロマンチック街道の拠点として、多くの観光客が訪れるヴュルツブルク。マイン川やブドウ畑、宮殿から大聖堂など、ドイツを彩るお馴染みの光景が集まった魅力的な町です。町も自然もグルメも楽しんできてください!

レジデンツ1720年に建てられた賢覧豪華な建物で、ヴュルツブルクレジデンツとして世界遺産に登録されている、ヨーロッパを代表する美しい宮殿です。宮殿の前には美しい庭園もあり、建物内では「階段の間」や「白の間」、「皇帝の間」など、目を見張るような豪華な造りを見ることができます。
マリエンベルク要塞基になったのは、紀元前1000年という古代のケルト人の砦だと言われています。現在見られる要塞ができたのは1201年で、広い敷地内には、シェーレンベルク門、主塔、聖母マリア教会、マインフランケン博物館など、数々の見所が集結しています。また、要塞から見下ろす旧市街とマイン川に架かるアルテ・マイン橋の眺めなども素晴らしいですよ!
アルテ・マイン橋旧市街から、対岸の丘陵に建つマリエンベルク要塞へ向かって架かる橋です。15〜16世紀にかけて建てられたドイツ有数の綺麗な石橋で、欄干には12体の聖人像が並んでいます。眼下のマイン川、丘陵のブドウ畑など、美しい自然にも囲まれています。
シーボルト博物館日本でも歴史の教科書でお馴染みのシーボルトは、ここヴュルツブルク出身の医学博士です。幕末の長崎に来航して、蘭学の発展に寄与し、また日本を広くヨーロッパに紹介したという功績も持っています。幕末の欧州と日本の架け橋となった重要人物、シーボルトの博物館です。
ビュルガーシュピタールヴュルツブルクは、世界に誇る高級フランケンワインの原産地です。そして、そのワインケラーのひとつとして有名なのがビュルガーシュピタールです。ワインケラーの見学、独特なフランケン料理が味わえるレストラン、ワインバーなども併設されています。

 バイエルン州を代表する町であり、有数の観光地であるヴュルツブルク。ニュルンベルクやローテンブルク、ミュンヘンやレーゲンスブルクともまた違った魅力に詰まっています。楽しい思い出作りの町にしてくださいね。