ドイツ・バイエルン州と、オーストリア・チロル州にまたがるドイツ最高峰の山。高さは2,962メートルで、ドイツ・アルプスの冠を戴している。
麓のウィンタースポーツのメッカであるガルミッシュ=パルテンキルヒェンとは、登山鉄道でも繋がっており、ドイツの一大リゾートとしても名高い。
中世からドイツとイタリアを結ぶ水運の要所であり、大都市アウクスブルクのフッガー家が、物資の積み替えを行っていたとされる。1618年からの30年戦争では、他の都市同様に甚大な被害を受けるものの、19世紀末にはミュンヘンと鉄道で結ばれ、ドイツ最高峰のツークシュピッツェ山への玄関口のリゾート地として発展することになった。また、1930年にはバイエルン・ツークシュピッツ鉄道が開通し、ツークシュピッツェへのアクセスも向上、観光地としての知名度も更に向上した。そして、1935年には元々隣町同士だったガルミッシュとパルテンキルヒェンが合併し、翌年には冬季オリンピックが開催。現在に至る、ドイツリゾートの代名詞としての地位を確固たるものとした。
Data
帰属連邦州 | バイエルン州・チロル州 |
近郊の町 | ガルミッシュ=パルテンキルヒェン グライナウ |
高さ | 2,962メートル |
麓の湖 | アイプ湖 |
登山鉄道 | バイエルン・ツークシュピッツ鉄道 |
おすすめ度 | ☆☆☆☆☆☆ |
キャッチフレーズ | ドイツアルプスの最高峰 |
公式サイト | http://www.zugspitze.de/ |
Map
ドイツ最南端、オーストリアとの国境をなすアルプス山脈にあり、高さは2,962メートルある。延々と岩山の連なるアルプスの一角をなし、麓にはエメラルドのアイプ湖もある。また、近郊のガルミッシュ=パルテンキルヒェンからは、35キロ南東にインスブルック、80キロ北東にミュンヘンがある。
Access
■ ガルミッシュ=パルテンキルヒェンから約1時間15分
(バイエルン・ツークシュピッツ登山鉄道)
※ミュンヘンからガルミッシュ=パルテンキルヒェンまでは、RB(普通電車)で約1時間20分です。また、オーストリアのインスブルックからは、同じくRBで約1時間20分です。山頂までは、いずれも3時間ほどかかると考えてください。尚、バイエルンチケットでは登山鉄道には乗れず、別料金となるので注意してください。
ぴちゃぴちゃって水が遊んでる
きらきらってお日様と遊んでる
森と山はゆらゆら踊り、落ち葉は心地よい昼寝の時間
アルプスの麓に輝く真珠、透き通った景色が広がるアイプ湖畔でのひととき。
いっつも綺麗に雪化粧をしてるアルプス、すごいなって思ったとき・・・ふと目の前の湖を見て、ああこれかって納得しちゃった。
ここに映る自分がいるんだもんね。こんなとこでちゃっかり化粧なんかしちゃってさ・・・
ドイツって国で一番有名で、一番背の高いのが自分なんだってわかってるんだね、さっすがモデルさん。
湖底に目を落とすと、小さな魚たちの舞踏会。アルプスの天然水で生きるさかなたち、楽しそうに踊る。
さざなみたちのリズムにのって、楽しそうに踊る。
そのうちに、ふっと横切っていく黒い影にちょっと驚いた様子のさかなたち。
でも、怯える様子なんてないよ。だって、はっぱさんが昼寝しながら漂っているだけだもんね。
森の吐息が聞こえてきそうな世界・・・
リスさんのお腹の虫さえ聞こえてきそうな世界・・・
ぽちゃん・・・
あ、あそこにもいた。この絵の中に溶け込んでいたのは、湖畔に腰を下ろす岩・・・じゃなくって、そのまた上に座っていた太公望さん・・・
ため息が湖面に落ちる。おさかなを逃がしちゃったのかな・・・
でも、そんなため息じゃない・・・きっとあなたも、この場所が特別な場所だってわかっているんですよね。
都会の雑踏のため息なんかとは全然ちがう・・・この場所でしかでないため息があるって。
きれいだな・・・
なんだか眠くなってきた・・・
岩場に寝転んで、仰向けに伸びをしてみた。そして思った。
・・・私もこの絵の住人になっていいですか・・・?
ツークシュピッツェの麓のアイプ湖畔。
カサっ・・・
落ち葉の目覚まし時計に起こされたとき、まだあの釣り人さんもこの絵の中にいた。
・・・なんだか嬉しかった。
-町の小窓たち- |
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詳細はフリー写真de小旅行Terminal〜ツークシュピッツェ〜でご紹介中です。
ツークシュピッツェの旅は、ガルミッシュ=パルテンキルヒェンの登山鉄道駅から始まります。ゴトゴト登る車窓からは、雄大な緑がだんだんと白へと姿を変えていきます。様々な見方があるこの旅の中でも、特に麓で出逢った美しい湖畔でのひととき。それが僕には何より印象に残りました。
うっとりと全てを忘れてしまいそうな空気の中で、自然界の声が聞こえてきます。そっと耳を傾けてみてください。きっとツークシュピッツェの見下ろすアイプ湖畔に、アルプスの家族たちのひとときが感じられるはずです。
ガルミッシュ=パルテンキルヒェン一帯の見所は、やはり自然に一番の魅力があります。ここで取り上げているツークシュピッツェをはじめ、アルプスの雄大な景色や湖畔の澄んだ空気に癒されること間違いありません!
ミュンヘンからたかだか1時間半ほどでドイツ・アルプスまで入っていけるので、南ドイツを旅行中の方、留学中の方は是非いってみてください!また、山を越えれば南のインスブルックなどもあります。魅力あるアルプス周辺を満喫しましょう!
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