ドイツ中央部、魔女伝説で有名なハルツ山地の北麓にたたずむ観光地。北ドイツ有数の観光地であり、ハルツの雰囲気と整備された美しい木組みの街並みが、独特のテーマパークのような空気を作り出している。
また、有名なブロッケン山の玄関口でもあり、煙をあげる蒸気機関車はドイツでも大人気。
ヴェルニゲローデが初めて文献上に記されたのは1121年。その約100年後の1213年にヴェルニゲローデ城が建てられる。そして1229年にはヴェルニゲローデ公により都市としての特権を与えられ、以後14〜15世紀にかけて町は大きく発展するが、16〜17世紀にかけての相次ぐ戦争によって被害を受けてしまう。尚、木組みの建造物としてドイツ有数の美しさを誇るといわれるヴェルニゲローデ市庁舎は、1544年になって現在見られる形になった。近隣のゴスラーの発展の陰になることの多かったヴェルニゲローデだが、19世紀後半になってその木組みの町並みの美しさが認められるようになり、世界中から多くの観光客が訪れる名観光地となった。
Data
帰属連邦州 | ザクセン=アンハルト州 |
人口 | 34,413(2007年末) |
祭り | ヴァルプルギスの夜(4月30日) |
お土産 | 魔女グッズ/木工芸品 |
自然 | ハルツ山地/ブロッケン山 |
おすすめ度 | ☆☆☆☆ |
キャッチフレーズ | 木組みのテーマパーク |
公式サイト | http://www.wernigerode.de/ |
Map
ドイツの中央北部にあるハルツ山地の北にあり、ニーダーザクセン州やチューリンゲン州との州境にも近い。近隣の観光地としては、東には世界遺産クヴェトリンブルク、西にも世界遺産ゴスラーを抱えており、ヴェルニゲローデと合わせて周辺一帯で観光名所を固めている。
Access
■ ハノーファーからREで約1時間50分
■ ライプツィヒからSバーンとREで約2時間10分
(ハレでREに乗換)
■ ゴスラーからREで約40分
■ クヴェトリンブルクからHEXで約45分
ザクセンアンハルト、ザクセン、チューリンゲンチケットのいずれかを利用すれば、週末と平日9時以降は、普通電車(RE/RB/HEX)とバスであれば、5人まで有効で28ユーロで前述の3州内は乗り放題ですので大変お得です!1人でも19ユーロです。
おもちゃの町に魔法をかけたら
止まった時計が動き出した
ぐぐんとみんなが背伸びをはじめ
ふぁぁと空へあくびをした
小鳥の鳴き声に紛れて
小窓も大きく溜め息をついた
永い眠りから目覚めたように
溜まってたエネルギーが空いっぱいに広がっていく
・・・町の目覚め・・・
バタンと開いたドアから子供が駆け出した
通りの向こうでパカパカと馬車が歩いてる
煙突から香ばしい煙が立ち昇る
おもちゃの町の命の息吹
ハルツの山を背に
テーマパークに駆け出した。
心躍る木組みの世界
右を見ても、左を見ても、おもちゃの街並み。
ヴェルニゲローデ
名前もなんだか不思議とメルヘンチック?
この世界は誰が作ったのかな
おもちゃの国に紛れ込んじゃったよ
すごいなぁ・・・
人気者の市庁舎の隣に腰掛けて
青空市場の賑わいを眺める
みんなみんな・・・もちろん生きている
そんな町をぐるりと歩いたら
小高い丘に綺麗なお城を見つけた。
寒空に湯気あげる街並みを見下ろしてる
じっとこちらを見下ろしてる
君?
魔法をかけたのって
じっと見つめても何も答えてくれない
そりゃそうだよね
その時
ショーウィンドウから視線を感じた
よく見ると・・・ほうきを跨いだ鷲鼻のおばあさん
そして・・・ギロっとこっちを見て・・・不気味な笑みを浮かべた
ヴェルニゲローデ
ハルツの魔女伝説の舞台
多くの犠牲の下に息づく観光の町
この町のショーウィンドウから魔女が消えた時
この町の賑わいは消える
この町の時は止まる
この町から命はなくなる
ふたたびおもちゃへと返る
でも、この町の人はそれがわかってる
だから、決して魔女は消えやしない
たくさんの犠牲が生み出した町なんだから
彼らの弄ばれた命の灯火こそが
今こうしてこの町に息吹を与えているのだから
-町の小窓たち- |
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詳細はフリー写真de小旅行Terminal〜ウェルニゲローデ〜でご紹介中です。
ウェルニゲローデは、今ドイツで最も人気のある観光エリアのひとつで、近郊のゴスラーやクヴェトリンブルクとともに非常に親しまれている町です。中でもこの町は特に観光整備化が進んでおり、観光客が非常にたくさんいて、お土産などもたくさん選べる天然のテーマパークのような町です。
そんなウェルニゲローデの観光の原点ともなっているのは、いうまでもなく中世の魔女伝説です。濡れ衣を着せられたり、理不尽な刑罰を受けた多くの人の犠牲によってなりたつこの町の産業、それを観光記としてみました。
ゴスラーやクヴェトリンブルクとセットで訪れるべき町です。この3つの町を旅すれば、ドイツの木組みの街並みを十二分に体験できるはずです!更にヴェルニゲローデは、他の2つの町以上に観光地化が進んでいますので、旅行気分を十分に満喫できるはずです!
ヴェルニゲローデ市庁舎 | 初めて文献に登場したのは1277年のことで、その後15世紀後半に現在見られるようなシンボリックな姿へ改築されました。ドイツの木組み建築の中でも指折りといえる程高く評価されています。本当に絵本の中に出てくるようなメルヘンチックな建物ですので、一度見たら忘れられないと思います。また、市庁舎前広場では市場も立っていますので、ドイツの新鮮な青空市場も楽しめます。 |
ヴェルニゲローデ城 | 市庁舎とともに、ヴェルニゲローデのシンボルとなっているのが、旧市街の南東の高台に建つヴェルニゲローデ城です。ヴェルニゲローデ伯爵の縁の品が見られる博物館にもなっています。北ドイツ有数の綺麗なお城ですので、是非高台を登って間近までいってみてください。旧市街のパノラマも望めますよ。 |
リープフラウエン教会 | 旧市街南東にある、鋭い尖塔がシンボリックな教会です。木組みの連なる街並みにあって、一際高いこの教会はとても目立ちます。 |
市庁舎や城など、北ドイツでも指折りといえるような見所が詰まっており、いい思い出に残るはずです。ただ、日常の街並みというよりは、観光整備されてしまったような街並みですので、至って自然なクヴェトリンブルクなどより生活感は感じにくいかもしれません。
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