ミュンヘンの雪と1月の気候
ミュンヘンの朝はとにかく寒い・・・。緯度は北海道とほぼ同じなので、−10℃なんて普通の世界。気候的には、本格的に大雪っていうのは案外少ないけど、グズグズの空模様が続いたりする・・・。はっきりしない天気が多いのだ。
でも、−10℃を下回ると、もう一緒。だから意外と平気だったりする。で、雪だ雪だ!とか言ってはしゃぎながら余裕をぶっこいていると・・・気がついたらショーウィンドウに写る自分の顔がこんな悲惨なことに・・・。寒さの感覚は鈍っても、体は敏感に反応しているのだ・・・。だから、マフラー、コート、ブーツ、手袋、ニット帽、スパッツ、ホッカイロなどの防寒具は必需品!外での長歩きにも十分ご注意を・・・。
平均気温 | 平均降水量 |
−2.4℃ | 59mm |
上の2つの写真は、雪のミュンヘンの日常です!平凡な写真ですが、右の写真はちょっと心が温まりませんか?鳩の群れが雨宿りならぬ雪宿り中。
それにしてもミュンヘンの雪は本当サラサラ!パウダースノーの手触りが、雪国出身ではない方には凄く心地良いと思います!
ミュンヘン観光〜銀世界の1月バージョン
ガイド。ミュンヘンの1月、しかも雪化粧の旧市街。
まずは左の聖ベノー教会。マイナー過ぎる教会。いきなり旧市街外の物件だが、1883年に建てられた、2本の尖塔が印象的なネオロマネスク様式の教会。しかし、ミュンヘンには、マイナーでも大規模な教会が多い。時間があれば、旧市街の外の宝探し感覚の旅もあり。
さて、次は上の2つの写真。冬のミュンヘン、冬のドイツを感じるには、カールスプラッツ(カールス広場)は絶対に見逃してはならない!何故かと言えば・・・野外スケートリンクの存在。冬以外は噴水広場だが、こんな寒くちゃ水なんて噴かん。そんなわけで、「冬を少しでも楽しんでもらおう」というミュンヘンの冬の風物詩として、12月のクリマルの時期に一夜城バリに突如出現。でも、冬の寂しい雰囲気を陽気にしてくれる粋な演出。特に雪の多い1月なんて、州立裁判所を背景に綺麗な銀世界を撮れる。見逃すべからず・・・。そしてもちろんカールス門も。旧市街入口の門をくぐると、正面にはマリエン広場へと繋がるノーハウザー通りの繁華街が、目に飛び込んでくる。
ここからは私の番だ。双子だけにキャラ全く同じだけどな。
1月のノイハウザー通り、人は多い、店も多い。でも、通りに大道芸人やパントマイムがいないな。さすがにこの寒さで路上演出はしんどいか。レストランのオープンテラスもない。ミュンヘン人なら、銀世界で乾杯だってありだろう!それくらいの情熱を見せてくれ。
南ドイツ最大の繁華街、さすが1月といえど賑わう。いや、むしろ店の中は夏以上の客か・・・。通りに長居できない分な。そうこうしているうちにカールス広場からマリエン広場へたどり着く。
雪化粧の観光スポット群、日本人にはまた格別な情緒が伝わるだろう・・・でも、ドイツ人は白の町化粧には無関心だ。雪が降っても無関心なのだ。傘も差さずにズカズカ歩く・・・それがドイツ人。まあ、パウダースノーだから濡れることもないので、傘はむしろ邪魔って感覚らしい。
マリエン広場から5分内にある見所の数々・・・新市庁舎、旧市庁舎、聖ペーター教会、フラウエン教会、ヴィクトアリエンマルクト、どれも1月は賑わってないが、雪景色はやっぱり絵になるな。
ミュンヘンで生活していたくせに、管理者がこれしか写真撮ってないので、1月の観光ガイドはこれで終了。最後にイザール門の写真を。マリエン広場を中心として、西のカールス門と対称位置にある門。カールス門からイザール門までまっすぐ来れば20分程度だけど、1月はノイハウザー通りやマリエン広場周辺のショップで身を暖めつつ、観光をしましょう。
イザール川周辺の雪景色
こんな顔のまま、最後にイザール川の畔までやってきました・・・。イザール門よりもうちょっと東へ行ったところです・・・。左の3枚の写真、上からイザールに架かる小さな橋、聖ルーカス教会、イザール川となってます・・・。
聖ルーカス教会もマイナーだけど、やっぱりイザール川から見ると、迫力あって絵になる・・・。
・・・しばらく見とれていたら、橋の下を流れるイザール川の中に、とある光景が浮かび上がってきました・・・。夏になるとこの場所・・・まさか水着のドイツ人の日光浴場になるなんて、この景色からはとても想像できません・・・。