前半と後半で雰囲気の変わる3月
日本では、3月といえば北日本を除いてもう春の入口。町が緑へと変わりゆき、後半には鼻がむずむず、蝶がひらひら、そんな変化の訪れる季節です。気温の変化なんて顕著ですよね。ミュンヘンはどうでしょうか。
ミュンヘンは、まだまだ寒いです。北海道と同じくらい。3月前半は、平均気温も0℃くらいなんです。でも、後半には5℃くらいまで一気に上がってくるんです。やっぱり春の足音が確実に聞こえてくる季節なんですよ。
木々に目をやればまだまだ寂しい姿ですが・・・足元を見れば、もう命が芽吹いてきているのがわかります。3月後半の緑は地面、4月はそれがどんどん空へと近づいていき、5月には空の下の木々の枝先まですっかり緑に包まれます。
もう春の鼓動は聞こえ始めています。
平均気温 | 平均降水量 |
3.0℃ | 51mm |
寒空の続くイギリス庭園
ミュンヘン観光プレミア地図の右上にある、非常に広い敷地をもつ庭園が、ここでご紹介するイギリス庭園(英国庭園、イングリッシュガーデン)。
欧州最大級の敷地面積をもつこのミュンヘンの憩いの場には、スポーツを楽しむ市民、昼寝、勉強、更にはヌーディストまで様々。そして、夏には園内の川が海水浴のかわりになったりと、ミュンヘンに訪れるそれぞれ季節で、様々な日常が見られる素晴らしい庭園なのだ。
そんなミュンヘン気質を示す庭園の春の訪れを、この3月とミュンヘン観光4月版の写真で比較してみると、その変化は一目瞭然なのです。
3月の写真は、左の欄に上から下までズラーっと並べましたので、是非ご覧ください。常緑である芝や樹はみられるものの、まだまだ多くの木々は裸状態。寒々しい風景を作り出している。でも、どこか温かみを感じるのは、やはり3月だから。
だって、地面を見ると、芝生以外にもたくさんの植物が芽吹き始めているのだから。特に近年はこの傾向が強い。平年であれば、雪がうっすら積もっていても全然不思議ではないのだが、ここ数年はこういう状況。これからも同じ様な傾向が続くのだろう。
それでも、まだまだ寂しさの残る3月のイギリス庭園・・・でも、4月にはたいへんわくわくするような光景へと変貌するのです。4月版の方も是非ご覧になっていただき、その違いを確かめてみてください。
心の温まるミュンヘンの家族
まだ寒さの続く3月のイギリス庭園で、その寒さを吹き飛ばしてくれるような、ちょっとした温かなシーンを見つけました・・・。
上下にご紹介している4枚の写真を是非ご覧ください。ミュンヘン市民のあたたかいふれあいと、幸せそうな家族のワンシーンを感じ取ることができるはずです。
犬を連れたお父さんと子供の写真・・・。そして、その愛らしい家族に声をかけるベンチに座る人たち。見知らぬ人も加わって温かい会話が交わされるという光景・・・ミュンヘンにおいては日常茶飯事のシーン。こんな大都市であっても、何でもない人との繋がりの中で幸せな一時が見つけられる・・・そんな素晴らしい町が、このミュンヘンなんです。そして、そのシーンがたくさん見られるのが、このイギリス庭園なんです。