ドイツワーホリビザの概要
ドイツでワーキングホリデー滞在をするためには、ドイツに入国滞在する資格があるかどうかを審査してもらわなければなりません。所定の手続きを終え、その審査がおりたときに、ドイツ大使館より晴れて入国査証(ビザ)が交付されます。
ワーホリビザはドイツ外務省が発行するものですが、ドイツから国内で取得できるビザではなく、日本で手続きを済ませて取得してなければなりません。また、現地の外人局でワーホリビザから別のビザに切り替えることは原則的に認められておらず、認められたとしてもその審査は年々厳しくなっています。ドイツワーキングホリデービザの概要は次のようになります。
参加資格 | 18歳〜30歳までの、日本国籍の方なら誰でも申請できます。但し、申請は遅くとも30歳の誕生日当日までとし、配偶者や子供の同伴は認められていません。また、申請できるのは一生に一度です。 |
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滞在可能期間 | ビザに記入する入国予定日から、保険がカバーしている期間となります。但し、3ヶ月以上最長12ヶ月です。また、ビザの取得から3ヶ月以内にドイツに入国しなければなりません。 |
就労許可 | ビザの交付時に、労働許可を証明する書類が渡されます。これにより、違法でない仕事であれば、ドイツ国内に限り合計90日までの労働が可能です。尚、途中で仕事は変える事も可能です。 |
語学学校 | ドイツワーキングホリデービザには、語学学校就学期間の制限はありません。つまり、ビザの有効期限内ならいくらでも通えます。 |
ビザ申請料 | 無料です。 |
ビザ発給数制限 | ありません。審査が通ればビザを取得できます。 |
注意事項 | 各種ビザでドイツに長期滞在されていた方は、帰国後3ヶ月を経過しないと、ワーホリビザでのドイツ再入国は認められていません。 |
ビザの申請場所はどこ?
ビザの申請については、居住地域によって、東京のドイツ大使館か在大阪総領事館で行うことになります。
ドイツ大使館(在東京ドイツ連邦共和国大使館)
※新潟県、長野県、山梨県、静岡県から東側の地域(北海道まで)在住の方
住所: | 〒106-0047 東京都港区南麻布4-5-10 |
TEL: | 03-5791-7700 / 03-5791-7753 / 03-5791-7754 |
FAX: | 03-5791-7702 |
E-Mail: | info@tokyo.diplo.de |
在大阪総領事館(在大阪ドイツ連邦共和国総領事館)
※上記の地域以外に在住の方
住所: | 〒531-6035 大阪市北区大淀中1-1-88-3501 |
梅田スカイビル タワ−イ−スト35階 | |
TEL: | 06-6440-5070 |
FAX: | 06-6440-5080 |
E-Mail: | info@osaka-kobe.diplo.de |
ビザ申請から出発までの日数
漠然としていた留学も、ビザを申請してしまえば、もうレールに乗ったも同然です。申請のときには、当然入国希望日を記す必要があり、またビザの申請から3ヶ月以内にドイツに入国しなければならないからです。つまり、ビザを申請してしまえば、3ヶ月以内の出発が確定するわけです。それから、ビザの申請から発給までの所要日数は、早くて数日ですが、だいたい1〜2週間はかかると思った方が無難です。
これらのことを総合して判断すると、ビザの申請は出発日から3ヶ月前、遅くとも1ヶ月前には済ませることになります。
ビザの申請に必要なものは?
ワーキングホリデービザの申請に必要なものは、ドイツ大使館で申請するか在大阪総領事館で申請するかで若干変わってきます。以下にまとめておきます。
ドイツ大使館 | 在大阪総領事館 | |
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申請方法 | 本人の出頭のみ | 本人の出頭もしくは郵送 |
申請書 | 事前用意不要(申請時にPC入力し、印刷したものが申請書となる) | 申請用紙1部(領事館にある長期ビザ申請書) |
写真 | 1枚 | 1枚 |
規定はドイツのパスポ−ト用写真(4.5 x 3.5 cmで、顔の大きさ3.2 cm〜3.6 cm / 3ヶ月以内) ※規定が厳しいため注意が必要 雛形はこちら | ||
パスポート | ビザの失効後、なお3ヶ月以上有効期限の残っているもの | |
航空券 | 往復航空券または航空会社発行の予約確認書。e-Ticketも可。コピーは不可。片道航空券だけの場合は、往路2,000Euro追加の残高証明が必要。 | |
資金証明 |
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当初滞在期間の生活費として預金残高2,000Euroが必要。(片道航空券しかない場合は2,000Euro追加で、4,000Euroの証明が必要) | ||
健康保険 | ドイツで有効な保険で、滞在予定期間の保険料を既に納めた旨、並びに保険内容を証明するものを提示 | 滞在期間をカバーするドイツで有効な健康保険 |
※歯科の治療にも適用され、女性の場合は妊娠時にも適用される保険に加入していることを証明するものを提示 |
これだけあります。双方で違うところもありますので、十分注意してください。
それにしても・・・統一してほしいですよね。西日本在住の方は、郵送ができるものの、資金証明が大変です。逆に東京から遠い東日本の方は、ビザ申請も用意周到に行わなければ大変です。ですが、上記のものがしっかり用意できれば、ビザ発給はほぼ間違いありませんので、しっかり一発で決めてきてくださいね。