間違いを恥ずかしがるのは絶対だめです!
活用法というよりは授業姿勢なのですが、間違いを恥じていて、授業中にあまり話さないとなると、ドイツ語を習得することはできません。これは言い切ってしまってもいいと思います。私たちが通う語学学校のほとんどは、授業をコミュニケーションを軸にして進んでいきます。もちろん読解や文法も習いますが、基本的に会話が途切れることはほとんどないです。教科書の内容を話題にするのはもちろん、シミュレーションだったり、ゲームや言葉遊びであったり、雑談もひっきりなしに飛び交います。
そこで問題になってくるのですが・・・日本人と外国人との違いから、授業中に積極的に会話をするのは、どうしても外国人になりがちです。日本人からしてみると、本当にでしゃばりにすら見える外国人達がほとんどなのですが、外国人達から見ると、それは至って当たり前の光景です。全く臆することなく、間違いだらけの会話でも何故か通じてしまうのが外国人のすごいところです。僕自身も、こんな光景は何度も何度も目の当たりにしてきました。
逆に、日本人は文法力が先行してしまう傾向にあるため、間違いが気になってなかなか話せなくなりがちです。また、クラス分けテストで高得点をとって、上位クラスに入ってしまったがために、余計話せなくなってしまうという方も多いです。それでいて外国人に圧倒されるわけなので、たまたま良い点をとってしまった方とか、元々消極的な人にとっては本当に辛いかもしれません。
ですが、やはりドイツ語を学ぶからにはそうもいってられないですよね。ワーホリで渡航される方は、「自分も変えたい!」という方も多いと思います。消極的だという方は、逆にそれがいい機会です。「思い切って話そう!」という気持ちをもって、授業にのぞむようにしてください。また、先生に相談して下のクラスに変えてもらうことも可能です。ですが、どれだけ下のクラスでも、外国人はよくしゃべりますので、積極的な態度は崩さないようにしてください。
それから、先生と仲良くするようにしましょう!先生と親しくなれば、ひいきではありませんが、やはりそれだけ話を振ってもらう機会が増えます。そんなやり方もありですよ。
また、生徒数という点で見てみると、少人数クラスの方が当然話す機会は増えてきます。どうしても積極的に話す自信がないという方は、やはり初めから少人数制の学校を選ぶ方がいいと思います。
学校の設備を使いこなそう!
語学学校に通ってお金を払うからには、そのサービスは使いこなさないと勿体無いです。オプション料金をとられる場合もありますが、語学上達に役立つ施設や設備は是非活用してください。
@メディオテーク
CDやDVD、リスニング装置、あるいは辞書や問題集などを教材とした学習施設です。メディオテークがない学校もあります。授業のあとなどに、自主学習用として利用することができ、CDなどを使って耳慣らし、DVDビデオなどで楽しみながらドイツ語に触れることができるのが魅力です。こういった教材は自費で購入するとなるとけっこう高いですので、利用する価値ありです。
A図書館
設置されていない学校も多いですが、ある場合には是非活用してください。また、大学付属の語学学校などでは大学の図書館が自由に使えますので、一般の大学生達と混じって利用してみてください。特にドイツ人の学生は勤勉ですので、広い学習室に多くの席があり、シーンとした雰囲気で猛烈に勉学に励む姿をよく目にしました。
B掲示板
語学学校もそうですが、特に大学付属の語学校の場合、大学の掲示板がけっこう役立ちます。貸し部屋情報や格安アイテム情報の貼り出しなど、その用途は様々ですが、ここでは語学力UPにつながる情報をお伝えします。まずは、タンデムパートナーの募集です。タンデムパートナーとは、例えば日本語を勉強したいドイツ人と知り合って、お互い語学を教え合うパートナーのことです。つまり、知り合ったドイツ人から生のドイツ語を学べるわけです。もちろん無料なのですが・・・というより、語学勉強をし合う友達だと思ってください。そして、大学などの掲示板にはそのような募集広告を自由に貼ったり、あるいは募集を見てコンタクトをとれますので、これを活用しない手はないですよ!語学UPのかなり有効な手段です。
また、イベント情報なども多く貼り出されますので、これも積極的に参加すると良いと思います。やはり、こういった生の交流こそが語学の一番の上達手段です。
C学生寮
語学学校には、独自で管理している学生寮を提供しているところが数多くあります。安く部屋を見つけられる有効な手段ですが、一番のメリットは学生達と常に接触できるというところです。キッチン、バス、トイレ、TVルームなどが共同となっていて、あとは個人の部屋があるといったタイプが一般的です。授業ではなかなか会話ができないと思っていても、学生寮では嫌でも話す機会が増えます。生活スタイルにも関わりますので100%おすすめはしませんが、修行僧のつもりで生活してみてください。きっと語学がついてきます!学生寮に入っていない人から見たら、「あれ?彼らいつの間にか仲良くなってる・・・」って思うことがしばしばです。生活を通してたくさんの友達もできると思いますよ。
お国ネタで外国人たちと積極的に交流しよう!
日本人同士で固まる。よくありがちな光景です。初めての地で、ほとんど誰も頼れる状態でないときに、近くに日本人がいたら・・・どうしても一緒にいたくなりますよね。仕方ないです。というより、全然悪いことではないです。
実際に、日本人とのコミュニケーションなしでは、ドイツ生活を送っていくことは不可能に近いと思います。現地での日本人社会は小さいですので、ちょっとしたつながりから様々な出逢いが生まれたりします。そして、その日本人の繋がりこそが後々の夢や目標を形にする種であったりします。ですから、よく「日本人同士で固まるな」といわれますが、そんなに気にすることはないですよ。
ただ、独語を習得するために語学学校を活用するという意味では、やはり外国人たちと積極的に交流することが必須です。そして・・・授業後の空き時間に、最大のチャンスが訪れます。もう恐れるものはないですね。教室という閉じられた空間から外に出てしまえば、より積極的に話そうって気持ちが膨らみます。そんな時に、定番のお国ネタが活躍してくれます!ターゲットにした相手の国の情報をインターネットで調べたりして、それをネタにして話すようにするのがコツです。自分の国のことが話題になれば、相手も気分よく楽しく話してくれますよ。ですから、はじめはそんな風にして外国人と積極的にコミュニケーションをとってみてください。そして、話しているうちに抵抗もなくなり、色々な話題に触れることができるはずです。
また、ほとんどの語学学校で催している課外プログラムも、積極的に参加するようにしましょう。市内観光、スポーツイベント、あるいは飲み会などで、意気投合する外国人の友達がきっと生まれます。