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ドイツ生活でお世話になる店

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ドイツ生活を始める方のために、ドイツ生活に便利な店、必要な店、買い物事情などを、具体的なお店も例にしてご紹介しています。右の3つの項目で構成しています。
当ページでは、ドイツの豆知識・雑学などは、お店の紹介にさせていただいてます。

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ドイツの美容院

床屋や美容室のことを、ドイツ語ではFriseur (フリゾアー)といいます。ドイツ生活での悩み事の1つとして、髪を切ることがあげられるはずです。伸ばせる女性はまだいいかもしれませんが、男性についてはすぐその悩みに直面すると思います。一番良いのは日本人のいる美容院へ行くことですが、なかなかそうもいきません。しかも、ドイツの美容師さんは適当な人が多いとききます。もちろんしっかりしている美容院ではすごくお洒落だったりもするんですが、はっきり伝えないと雑な感じにやられてしまうことも多いです。それに、ドイツ語が満足に話せないと伝えるのが難しいので、初めからこのようにしてくださいと写真を持っていくなりした方が無難ですよ。

ちなみに、私の知り合いでは自分で切っているという人も結構いました。ドイツ語に慣れていないと、それだけ面倒な問題かもしれません。


私の留学いろいろ体験記

学校の先生に救われた事件

もう留学も1年程経過して、そこそこドイツ語も話せて理解できるようになっていた頃に、詐欺にあったんです。帰宅時に、学校のすぐ近くでおっさんに声をかけられました。すると、彼は電車で財布をすられてしまって家に帰るのにお金が足りなくて困っているので、5ユーロ貸してくださいって今にも泣きそうな感じに言うんです。おっさんのその表情に情が働いて、5ユーロくらいならって思ったのがダメでした。そして、すぐ近くが切符売場なのでついてきてくれと言われ(この時点で怪しいですよね)、ついていくと、着くなり今度はバックをなにやらゴソゴソ・・・。財布と別に入れておいたはずの20ユーロ紙幣がないって、さっきにもまして泣きそうな声をあげるんです。そして、私に後で返すから30ユーロ貸してくれって。冷静になれば怪しいのに、そのおっさんの演技力と事の運びの上手さに完全にやられてしまったんです。それでも、迷ってるなら振り切って逃げろっていう自分がいたり、不思議な情に揺れ動かされたり・・・そんな感じで当惑していると、そこに担任の先生がたまたま通りかかったんです。そして、私に気づくなり先生は急に血相を変えて近づいてきて・・・私の名前を呼びました。すると、それに対する私の先生を呼ぶ声と同時に、さっきのおっさんは影のように走り去っていったんです。

先生に聞くと、そのおっさんは以前もこの学校の生徒を騙した常習犯らしく、日本人のような押しに弱い生徒を狙って声をかけているのだそうです。

詐欺っていうのは、実際に遭遇すると、心理面をあまりにうまくついてきます。最近の振り込め詐欺など、聞いているとなんでひっかかるの?なんて思ってもしまいますが、いざそうなると怖いなって今になって実感します。情に弱い日本人は狙われやすいといいますので、十分に注意してください。

ドイツのお店と買い物事情

 ドイツ生活を始めたら、特に1人暮らしの場合はその日から買い物をしなければいけないですよね。そんなときの為の予備知識として、ここではドイツのお店をタイプ別に分類して、その買い物事情などをご紹介します。また、日本であれば、安い店やら、生活雑貨が揃う店やら色々ご存知だと思いますが、ドイツでは慣れるまでは一苦労がいるかもしれません。ですから、そんな方の為に、私がドイツ生活でよく利用した店や、便利な店、多くの方が利用する有名店などもあわせてご紹介します。ただ、私が生活の拠点としていたのはミュンヘンですので、北ドイツを中心に展開しているようなチェーン店などは含まれないかもしれません。ご了承ください。


@Kaufhaus (カウフハウス)

 日本で言う、いわゆるデパートの総称です。Kaufhausは小さな郊外都市や地方都市を除き、ほとんどの町にあると思いますが、ここにいけばとりあえず何でも揃います。生活雑貨から衣料品、装飾品、文房具、電化製品、そしてもちろん食料品など、ドイツ生活に必要なものは全てまかなえると思います。ただ、食料品に関しては基本的に高いですので、こだわりがない方はスーパーなどで買うようにしましょう。

  • Kaufhof (カウフホフ)
  • ドイツ全国をチェーン展開する代表的なデパートです。

ASupermarkt (ズーパーマルクト)

 いわゆるスーパーマーケットです。食料品を主に取り扱っていますが、台所用品やその他雑貨、雑誌や日用品なども売っている店もたくさんあります。そのスーパーによって扱っている商品の種類は変わると思いますが、普段の生活はスーパーの買い物だけでほとんど問題ないと思います。また、デパートなどでもそうですが、重さ単位で値段が決まるもの(野菜など)の場合は、売場のはかりに載せて自分で量ってください(レジで自動的に重さが分かるようにはなっています)。


  • Aldi (アルディ)
  • ドイツ全国をチェーン展開する安さ勝負のスーパーです。食料品は本当安いです。
  • Lidl (リードル)
  • Aldiと同じく、全国規模の安さが売りのスーパーです。
  • REWE (レーヴェ)
  • 比較的品数も豊富で、品質ではAldiなどの上をいく全国規模のスーパーです。バランスがいいです。
  • Kaiser (カイザー)
  • こちらもREWE同様、比較的品数が多くなっています。

BDrogerie (ドロゲリー)

 こちらは、いわゆるドラッグストアのことです。ただ、日本とは違って薬は売っていません。日本のドラッグストアには薬剤師がいて薬が扱えますが、ドイツは別にApotheke(アポテーケ)という薬局のネットワークがあり、薬はこちらで購入することになります。それでも、薬以外では日本のドラッグストアとほとんど同じものが売っており、値段も安く設定されているので非常に便利です。また、香水を大きく扱っているのもドイツのドラッグストアの特徴です。

  • Mueller (ミュラー)
  • 全国展開の最大チェーン店です。値段も安く、品揃えも豊富で、お土産物やDVDなども手に入ります。ドイツ生活では欠かせない店だと思います。
  • ROSSMANN (ロスマン)
  • こちらもミュラーに次ぐ規模の大きなチェーン店です。
  • SCHLECKER (シュレッカー)
  • 全国展開をしているようですが、私自身は利用したことがありません。
  • dm (デーエム)
  • こちらもチェーン店ですが、ミュンヘンで利用した店はちょっと小規模でした。

CMarkt (マルクト)

 ドイツ各町のマルクト広場や市庁舎前広場などで開かれる市場です。ミュンヘンなどの大都市では常設されていて、日曜以外は野菜や果物、肉、ソーセージ、チーズ、魚、花やパンなど、たくさんのものが軒を連ねるテントの中に並びます。鮮度はここに勝るものはありません。また、その町の気質をうかがうだけでも非常にわくわくするものがあります。また、クリスマスの時期にはクリスマスマルクトも開かれます。


DBio (ビオ)

 オーガニック食品(有機食品や自然食品)を扱うチェーン店として、Bioという店があります。また、普通のデパートやスーパーでもBioと書かれた商品も扱っていて、これが今ブームとなっています。値段は高くつきますが、自然食品を摂りたいという方は是非行ってみてください。


EIKEA (イケア)

 ご存知の方も多いと思いますが、スウェーデンに本拠を持つ大型家具店です。ドイツ国内にもあちこちにIKEAの店舗があり、引越しの際には特にお世話になると思います。安い家具も扱ってますし、食器なども手ごろな価格で手に入りますよ。


F食品専門店

 デパートやスーパーの品揃えでは物足りないという方は、やはり専門店に行きましょう。チェーン店などもありますが、様々な店が町中にありますので、ご自分の目で確かめてみてください。例えば、肉屋の品揃えにはビックリすると思います。ソーセージなどもたくさん扱っていて、ドイツ!って感じを味わえるはずです。また、パン屋の店舗数は日本より遥かに多いですので、お気に入りの店を見つけてみてください。一方で、ドイツ南部などでは魚屋はあまりみかけません。


G家電量販店

 ドイツにも、日本のヤマダ電機などのような家電量販店があります。ただ、日本の製品と比べたら値段が高いです。でも、これは目を瞑るしかないです。逆にCDやDVDなどは安いですよ。売場には日本製のものがたくさんあり、まるで日本にいるような気分になったりもしますが、ドイツにもジーメンスをはじめとする有名企業がありますので、その商品を見るのも面白いと思います。

 それから、日本と違ってエスプレッソメーカーの品数が豊富です。ドイツ人からすると、日本人の炊飯器のように必須のアイテムがエスプレッソメーカーです。お金に余裕があったら、買ってみるのも良いと思います。

  • SATURN (ザターン)
  • 全国展開のチェーン店です。日本の家電量販店のような活気と雰囲気があります。
  • Media Markt (メディアマルクト)
  • こちらも全国展開のチェーン店です。

H日本食品店

 これがないと生きていけないです(私は特にです)。大きな町にはだいたい日本人の経営する日本食品を扱う店がありますので、まずはその情報をキャッチしてください。品数も当然少なく、値段もとんでもなく高い(日本の3〜4倍はします)ですが、こればかりはやむを得ないです・・・。

 また、日本食のお店には買い物以外にも大きな意味があり、だいたいその町の日本人ネットワークの発信基地となっていることが多いです。日本人が貼り出す掲示板などもあり、そこで様々ないい情報が見つかったりします。ドイツに住むには絶対にお世話になる店、それが日本食品店です。


 以上になります。また、イエローページ(Gelbeseiten)でドイツの様々な店を検索することができますので、自宅の近くに上記の店があるかどうかなどを探してみてください。

ドイツと日本のお店の違いはココ

【食料品売場のレジの違い】

 デパートやスーパーの食料品売場では、カートを引いて買い物をするケースがほとんどです(小さなカゴもあります)。カートは店の入口付近に並んでいますが、1ユーロや50セントコインをセットしないと動かせないようになっています。ただ、最後にまたカートを並べるときに、コインが戻ってくる仕組みになっていますので安心してください。また、貨幣の代わりに専用のコインも扱っていたりしますので、行きつけのスーパーになったら専用のコインをもらうと便利です。

 それから、レジの仕組みが日本と大分違います。日本なら、カゴ置いておけば、そのままレジの店員が前の人のカゴに移しかえていきます。でも、ドイツの場合はレジがベルトコンベアのようになっていて、カートにいれた商品をコンベアの上に全部乗せなければなりません(前後の人との間に間仕切りの棒を置くことで範囲がわかるようにします)。そして、それをレジで打ってもらって、自分で自分のカートに再度戻していく、という面倒な感じです。


【営業時間の違い】

 ドイツでは以下のように営業時間が法律で定められていました。

  • 平日
  • 6:00〜20:00
  • 土曜
  • 6:00〜16:00
  • 日曜
  • 原則営業不可

 上記の範囲内で、各店舗が独自に営業時間を決めることになっています。また、日曜日に関しては、自営業のパン屋のみ3時間の営業時間が設けられていました。しかし、2006年末から一部の州で平日24時間営業が可能となり、日本のように夜遅くまで開いている店舗が目立つようになっています。それでも、まだ上記のような時間で営業しているところも多いという現状です。また、観光地の一部に関しては日曜営業も許可されているところがあります。

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