ドイツワーホリ年間出費表
ドイツの生活水準は、日本とほぼ同じくらいです。ですので、生活費は日本で生活しているレベルでの出費と大差ないと考えてください。また、1年間しっかりプランを立てて様々なプランを描いている方には、生活費以外にも多くの出費がかさんできます。ドイツ渡航までのスケジュールのページでは、おおよそ130万円で最低限の生活はできると書きましたが、実際に渡航した方や公式の統計などでは、ドイツのワーホリ1年間で平均150万円ほどかかるようです。
それでは、ここではドイツ生活での年間出費の一例と、私の実際の出費を表にして載せておきます。
項目 | 平均出費額 | 私の例 |
---|---|---|
往復航空券 | 10〜25万 | 25万(Oktoberfestの時期だった為) |
海外旅行保険 (年) | 10〜15万 | 13万(当時のSTEPINでの料金) |
HomeStay (月) | 5万〜 | 12万(都市部へ出る定期代を含む) |
家賃 (月) | 4〜6万 | 7万(ミュンヘン中心部にしては安いです) |
敷金 & 礼金 | 家賃2〜4ヶ月 | 25万(日系不動産を通すと高くつきます) |
食費 (月) | 3万 | 2万(質素な生活でした・・・) |
語学学校 (月) | 5〜15万 | 12万(CDCという語学学校) |
6万(Fokusという語学学校) | ||
3万(Volkshochschule) | ||
旅行 & 観光業活動 | − | 80万(ホテル代等も含む) |
あくまで平均的な例です。滞在する場所や時期、様々な条件で変わっていきます。その上で、最低限生活できるレベルの年間出費が少なくて130万円だと考えてください。また、これに娯楽や趣味、個人の夢や目標への資金をプラスして考えてみてくださいね。
なんかこれだけ見てると留学への現実問題が立ちはだかるように思われるかもしれませんが、語学学校は限定的にしてタンデムパートナーと勉強するなど、資金の上手なやりくりによって、生活は大きく改善できます。これについては、下の記事で少し触れますね。
お金は重要といえど、それが決意を覆す要素になってしまうのは、本当にもったいないです。親に頭を下げてでも自分の生き方を見つける、それも1つの良い手段です。
ドイツワーホリ資金節約のコツ!
ここでは、上の表に挙げた出費項目について、1つずつ取り上げていきます。私は渡航前のチェックを疎かにしていたため、大変出費がかさんでしまった経験がありますので、ドイツでの節約生活にはかなり敏感でした。自分が失敗した分、みなさんには節約方法を実践していただいて、お金になるべく困らないようにしていただきたいです。出費を抑えるコツも載せますので参考にしてくださいね。
【航空券】
ご存知の通り、時期によって大幅な変動があります。ドイツに向かう航空機だと、夏場からオクトーバーフェストが開催される9月、そしてクリスマスマーケットの開かれる12月辺りが高くなります。ですから、時期としては冬場の1〜3月、あるいは10〜11月の時期がおすすめです。
それから、便指定なしの1年間のオープンチケットを利用したり、格安航空会社の経由便を利用すると航空代を抑えられますよ。最近は燃料費が高くなっているとはいえ、冬場だと往復10万以下で購入できるチケットもあります。詳しくはこちらのページへ
【海外旅行保険】
保険のページで紹介しているSTEP IN以外にも選択肢はありますが、歯科にも妊娠にも適用され、日本語サポートもついているなどの要素を考えますと、今のところ迷わずSTEP INがベストです。したがって料金も自ずと決まり、1000ユーロ前後(12〜15万円程度)となります。保険で節約するのは難しいです。
【ホームステイ】
日本からホームステイ先を探すには、まず語学学校に申込んで語学学校からホームステイ先を紹介してもらうことになります。つまり、語学学校のマージンが発生することになるわけです。ですから、ホームステイ先と直接契約すれば、このマージン料金がカットでき、ホームステイ料金が節約できます。ただ、ドイツに友達や知り合いがいないと、なかなかそうもいきませんよね。ここで現実的なアドバイスです!
日本からホームステイを申込むときは、はじめの1ヶ月程度の契約にしましょう。そして、その1ヶ月間で家族と親しくなり、安い料金で滞在延長できるよう直接交渉するといいですよ。私の場合は2ヶ月の契約でホームステイをしましたが、現地で家族と話して1ヶ月延長してもらいました。語学学校を通しての契約では1ヶ月600ユーロだったのが、家族と直接の契約で延長1ヶ月分は450ユーロにしてもらえました。
ホームステイ料金は大きく節約できますので、アドバイスを参考にしてみてください。ただ注意が必要なのは、ホームステイ先は様々な生徒をどんどん受け入れているところが多いので、部屋の空き状況で契約の延長ができなくなってしまう可能性もあります。
【家賃・敷金・礼金】
家賃を抑えることが、ワーホリ体験者誰しもの課題だと言えます。部屋の大きさや交通アクセス、都市部か郊外かなどにより家賃は決まってきますが、ミュンヘン・デュッセルドルフなどの都市では家賃が全体的に高くなっています。私の滞在したミュンヘン都市部では、ワンルームで400ユーロ程度のところを探すのもひと苦労でした。
住宅費としては、家賃に光熱費が含まれているかどうかもチェックが必要ですが、一括含まれてしまっているところがおすすめです。
家賃の節約についてですが、まず現地の日本の不動産仲介を通すのはやめましょう!初めは最低限の面倒は見てくれますが、決まってしまったら投げ出されたも同然です(トラブルなどでは対処してくれると思いますが)。しかも仲介手数料が家賃1〜2ヶ月分とられます。ここは絶対に必要のない出費です。ですから、現地で日本人の友人を見つけたり、語学学校の先生に聞いたりすることで、日本の不動産仲介会社を通さないようにして下さい。(※注:悪徳業者というわけではありません)
また、1人暮らしにこだわりがなければ、友人や外国人とのルームシェアも選択肢の1つです。大学のある街であれば、その大学などにルームシェア募集の掲示板があるはずですので、そこでシェアの相手を探すのもいいと思います。
【食費・生活費】
当然ですが、節約の一番は自炊をすることです。ドイツでは、外食は日本の2〜3倍すると考えてください。自炊をすることがどれだけ大きな節約になるかが身に染みるはずです。
また、生活器具を購入する際には、いきなりお店ではなく、まずは現地での日本人のコミュニティやe-Bayなどのオークションをチェックしましょう。中古のものが格安で入手できたり、ただで譲ってもらえることもあります。大きな節約減ですね。
【語学学校】
語学学校にもよりますが、どんなコースを受講するかも大きな違いとなります。ゲーテなどの有名な集中コースは、一般のワーホリの方には高嶺の花ですよね。
当サイトでは、格安・好評判の語学学校一覧としてご紹介している語学学校があるので、費用節約を重視したい方は是非参考になさってください。
また、既にドイツ語で最低限のコミュニケーションがとれるというのであれば、そもそも語学学校に通わずに、タンデムパートナーやアルバイトを通して語学を学べば、基本的には一銭もかかりません。
以上のように現地での生活には多くの節約要素がありますので、それらをうまく利用して、基本滞在費をなるべく抑えたいところですよね。