預金残高証明書の作り方
ドイツワーホリビザの申請でも触れましたが、ビザの申請時に準備しなければならない書類のひとつに預金残高証明書があります。残高としては、往復航空券を提示する方は最低2,000ユーロ、片道航空券を提示する方は最低4,000ユーロと決められています。これらの残高は、自分名義の銀行や郵便局の口座での証明がなされなければなりませんので、まずはその口座に2,000ユーロ=32万円(1Euro=160円として計算した場合)、あるいは4,000ユーロ=64万円があるかどうかを確認してください。
また、ここで注意があります。預金残高証明書に記載される金額は、依頼した翌日のレートで換算されます。ですから、その変動分を考慮して、少し多めに入れて置くようにしてくださいね。
残高を確認したら、続いて発行を依頼する郵便局や銀行の窓口で、「ユーロ換算の英文預金残高証明書」について尋ねましょう。そうすれば申請用紙をもらえるので、必要事項を記入して手数料(500円前後)と一緒に提出すれば終了です。即日発行のところもあれば、数日かかるところもありますが、いずれにせよあまり時間はかからずに発行してもらえるはずです。
【預金残高証明書発行までの流れ】
- 残高が所定の金額以上であることを確認
- 口座のある郵便局か銀行で依頼
- 申込用紙がもらえるので、必要事項を記入
- 申込用紙と手数料を窓口へ
- 即日〜数日で発行!
最後ですが、「残高証明書を作成した口座をドイツで使用しなければならない」という条件はありませんので、ドイツで使用する銀行口座の開設に悩んでいる方は、とりあえず現在お使いの口座で証明書を発行してもらってください。できることは早め早めに済ませてしまいましょう!
パスポートの更新が必要な方
パスポートを初めてつくるという方は問題ないですが、既にパスポートを持っているという方は、しっかりと有効期限をチェックしてくださいね。それもそのはず、ドイツのワーキングホリデービザを申請する際には、ビザの失効後、なお3ヶ月以上有効期限の残っているパスポートを提示しないと受領してもらえません。つまり、1年間のワーホリ予定の方の場合は、渡航予定の2ヶ月前にのビザを申請するとすると、ワーホリビザ失効後の3ヶ月分をプラスして1年5ヶ月以上の有効期限があるかどうかをしっかりと確認してください。
もしこの有効期限を切っていたら、必ずパスポートの更新をして下さい。また、ギリギリだという方でも、ドイツ渡航後に滞在を延長したいと思うかもしれませんので、それに備える形でパスポートを更新しておきましょう。
パスポートの作成方法
ここでは、パスポートの作り方と必要書類等を説明しますね。パスポートを更新される方、初めて作成するという方は参考にしてくださいね。
【パスポートの申請から受領まで】
- まずは以下の必要なものを揃えよう!
一般旅券発給申請書(1通) | 各都道府県のパスポート申請窓口で入手可能。5年用と10年用があります。※20未満の方は、5年用のみ |
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戸籍抄本か戸籍謄本(1通) | 6ヶ月以内のもの。本籍地の市役所等で入手できます。郵送取り寄せ、代理人による取得も可能です。 |
住民票の写し(1通) | 6ヶ月以内のもの。お住まいの市役所などで本籍地の記載されているものを入手してください。また、住民基本台帳ネットワークシステム(住基ネット)を利用すれば住民票の提出は不要です。ただ、お住まいの市区町村が住基ネットに加入しているかを事前に確認してください。 |
写真 | 6ヶ月以内のもの。規定はこちらからどうぞ。 |
現在のパスポート | 更新の方のみです。 |
印鑑 | |
官製はがき | 表に住民票の通りの宛名、住所、郵便番号を記入して下さい。 |
身分証明書 | 運転免許証、もしくは失効していても6ヶ月以内のパスポートのどちらか1点。なければ、健康保険証、年金手帳、写真入の学生証(社員証)のうち2点でも可。 |
- 上記を揃えて各都道府県のパスポート申請窓口へ
- 受領証をもらう
- 1週間〜10日で提出した官製はがき(旅券申請書受領はがき)が届く
- 受領証、旅券申請書受領はがき、手数料をもって再度申請窓口へ※要本人
- パスポート受領!
以上の流れになります。尚、手数料は、10年有効のパスポートであれば16,000円、5年有効のパスポートであれば11,000円となっています。また、パスポートの申請だけに関しては、本人ではなく保護者等の代理人でも行うことができます。ただ、申請書の署名はご本人、代理人の身分証なども必要になりますので、なるべく自分で行くようにしましょう。
※最新の必要書類などは、外務省のページなどで調べておくようにしてください。